[おせちメモ]おせち準備の舞台裏を大公開!タイムスケジュール付き♪
2021/01/05
こんにちは。manaです。
まだまだお正月ネタということで、おせちの舞台裏を大公開してみたいと思います。
独身時代から10年以上、一人で全てのおせちを手作りしてきましたので、その経験を含めて、どんな感じの様子やタイムスケジュールで作っているのかも書いてみたいと思っています。
当然ながら、早めに準備した方が楽なのですが、直前にはクリスマスも控えているし、日持ちも問題もありますしね。買っておける食材などの調達を早めに済ませておき、実際に作るのは、主に31日という感じです。
例年は30日と31日で作るのですが、今年は30日にお出かけしてしまったので、ちょっとイレギュラーなスケジューリングになってしまいました。
それでも、予定より2品ほど品数も減らしたこともあり、何とか作り終えることができました。
さて、今年はどんな感じで進めたのでしょうか。ご覧ください♪
おせち準備の舞台裏
作業の様子とお買い物アイテムを日付ごとにアップしてみます。
生協からは、12/27と12/30に配達があり、お正月用品が届きました。
12/20
CUOCAショップには富澤商店のものも扱っているので、クリスマスケーキの材料と一緒に、お正月の黒豆も買っておきました。
備中の丹波黒豆「黒の笑」で、1.1cm以上の大粒なものを揃えた高級黒豆です。
ちょっと皮が破れやすかったかなぁ?大粒で、お味はとても美味しいのですが、見た目を上手く煮るのは難しいお豆でした。
~ここからしばらくは、クリスマスに注力~
今年のクリスマスディナーはこんな感じにしました♪
12/27
今年はかなり早めのスタートということで、黒豆と金柑に着手しました。
黒豆は朝から戻しておきます。この時点で浮いてきたものは取り除きます。
9時間ほどお水に浸けてから煮始めます。
こんな感じでふっくら戻ったらOKです。皮が破れているのも気にせずに煮ます。
朝から戻しましたが、火にかけたのは夕方からでした。
黒豆は、数日間かけて煮込むので、ここから煮ては冷ましてを繰り返します。
金柑は、重さを量って作る量を決めて、取り掛かります。
今回は550gとやや多めの分量です。
丁寧な下処理が肝心。
一度茹でこぼして、お水にさらしてから使います。
手毬のように切り込みを入れてから、45%のお砂糖で煮込みます。
とろ~り煮たら、煮沸消毒した瓶に詰めて、冷ましてから冷蔵庫へ。
☛この日は、金柑の甘露煮1品だけの完成でした。
12/28
翌日は、朝から数の子の塩抜きです。
まず、真水に12時間ほど浸して塩抜きをし、その後は塩水に浸けて調整。
丁寧に皮を剥いて、筋を取ったら、水気を切ります。
本当の数の子は、こんな風に色が茶色味がかっていて、一個一個の色もまばらです。
スーパーで目にする数の子は、もっと薄くてキレイな色で、みんな同じ色をしていますが、それは漂白しているからという訳なのです。
お出汁の効いた浸け地に浸して、1日。
翌日に裏返して・・・を繰り返して、元旦に調味液を切って使います。
この日は栗も甘露煮にしました。
山口から届いた自然栽培の野生の栗。
本当は、届いてすぐに甘露煮にしておくのが良いのですが、この後すぐに旅行に行ってしまったこともあり、チルドで保存しておきました。
同量のお砂糖と味の母で煮ています。
クチナシを使っていないので、自然な黄色に仕上がりました。
昼間に、以前住んでいたエリアまで買い出しに行ってまいりました。
大根・筍・くわい・梅生麩・手毬麩・花麩・田作り・黄な粉・いんげん・絹さや。
オーガニックの田作りは山口県産で、絹さやは和歌山県産、いんげんは長崎県産、筍は京都府産。こちらは自然食品店で購入したものです。
無着色の梅生麩は鈴木製麩所のもので、黄な粉は丹波黒豆のもの。くわいや大根と一緒に、地元密着の高級スーパーで購入しました。
この日は夜、おにぎりを食べてから、ジムに行ってワークアウト。
夜ごはんもお家で簡単に作って食べたので、おせち準備はできませんでした。
まぁまだまだ余裕があるし、大丈夫!
☛この日は2品だけ。この時点で3品が完成しています。
12/29
お昼から銀座にお出かけして、お昼ご飯を食べて、お買い物。
おせちの材料だけでなく、年末年始に食べたいものや飲みたいものなども買い揃えました。
[追記]:【銀座 和心とんかつ あんず 銀座店】福岡の味?!懐かしいとんかつ屋さんで、薩摩黒豚のとんかつを味わう
銀座三越と銀座松屋にて。
海老・お酢・牛肉・天然鰤・紅白餅・三つ葉・モンドール・モートリュフ。
さすがは銀座、一流の食材が何でも揃っていて、テンションが上がります。
三越のお目当ては、こちら。
サヴィー二・タルトゥーフィのパルミジャーノトリュフソースです。
以前、伊勢丹新宿のイタリア展で購入して気に入ったもので、今回銀座三越に出店していたので買いに行って来たのでした。
新宿伊勢丹のイタリア展で♪フレッシュポルチーニ茸やサマートリュフに、生ハムやチーズやワインを購入!
イタリアンなお夜食♪贅沢トリュフのリゾット~フォアグラを添えて~
トリュフリゾットに合わせて、ワインも購入しました。
赤ワインを3本。ソムリエの方のおすすめです。
年末年始はワインを飲みたい主人は、重めのものを購入しました。
夜帰ってからは、4品だけ作業しました。
大根と人参を千切りにして、塩水に浸して紅白なますに。
柚子を刻んで入れるのは後日に回しました。
叩きごぼうも、早めに作った方がお味が馴染んで美味しいので、この日に作りました。
買って来た鰤は、足が速いので、すぐに幽庵地に浸けておきます。
こんな感じでジップロックバッグに入れて、チルドで置いておきます。
例年よりもお酒の分量を少なくして、お醤油をしっかりめに効かせてみました。
日持ちのする田作りもこの日に作りました。
ごまめを炒る作業がポイントで、付きっきりで時間もかかります。
こんがりなるまで、弱火でじっくり炒めます。
胡桃もオーブンで乾煎りして、それぞれ準備。
調味液を煮詰めて、細かい泡が立ってきたら材料を入れます。
調味液を絡めたら、炒り胡麻を入れて混ぜてから、クッキングシートへ。
☛この日は3品だけ。この時点で完成しているのは6品です。
12/30
この日は朝から上野のアメ横へお買い物です♪
お正月の食材と言うよりは、海鮮を買いたくて行ってきました。
アメ横でのお買い物は、お正月とは関係ないものなので、また別途ご紹介することにします。
[追記]:年末の激混みの上野アメ横へ!買った食材で贅沢海鮮丼と、翌日のウニの焼きおにぎり♪
アメ横の海鮮で贅沢な海鮮丼を作って食べたら、整体へ。
帰りにお茶をしてから、恵比寿アトレのザ・ガーデンでお買い物をしてきました。
[追記]:【恵比寿 HARBS(ハーブス) アトレ恵比寿店】珍しく空いていたハーブスで、定番のミルクレープと季節限定のマロンケーキで、年末のティータイム♪
蓮根・お味噌・オリーブオイル・グレープフルーツジュース・おせんべい・アボカド・コンデンスミルク・ドレッシング・ビーフン。
私が普段買わないものもチラホラ写っていますが、ビーフンは主人のリクエストです。
味付きビーフンみたいで、具材と炒めるだけでいいそうで、試しに買ってみました。
気になった冷凍パン。
お休みの日の朝ごはんに、何もない日にいいかも?ということで、主人が選んでくれました。
こんな感じで楽しく遊んで、この日はほとんど何もせず。
帰ってから2品だけ作りました。
くわいの含め煮は、一度茹でこぼしてから煮ています。
きんとんは、さつまいもを蒸してから潰して作ります。
さつまいもの食感が残った方がいいので、おしゃもじで。
シロップも、自家製の栗の甘露煮のものを使っているので、安心です。
クチナシを使わなかったので、色は優しい色合いですが、お味がこの方が好き。
☛この日は2品だけ。この時点で完成しているのは8品です。
12/31
いよいよ大晦日です。
前日までに出来上がっているおせちはまだ8品ほど。
あと10品作るのに加えて、お飾りの用意や年越しそばもあるので、ちょっと焦り始めます。
お参りも行きたいし、今年は間に合わないんじゃないか疑惑が浮上するも、淡々と進めました。
伊達巻きは、我が家の定番のお豆腐で作るもの。
生協で届いた椿き家の堅豆腐を使ったので、例年よりも水切りが楽でした。
クイジナート様よりいただいた、ブレンダーを使って簡単に。
「クイジナート×レシピブログ」のコラボ広告企画!1台3役の「クイジナート スリム&ライト マルチハンドブレンダー」をいただきました♪
こんな感じで型に入れて、オーブンで焼いて、鬼すだれで巻くだけ。
いつも焼き色が薄くなっていまうので、例年よりも2分焼き時間を延ばしました。
焼くだけの鰤もオーブンへ。
刷毛で浸け地を塗りながら、低温でしっとりと焼き上げます。
梅生麩はたっぷりのお出汁で煮てから冷まし、花れんこんも飾り切りをしてから煮ます。
急いでいたから、ちょっと雑になってしまいました。
肝心の炒り鶏の飾り切りもスタート。
人参は、金時人参と普通の人参を使って、ねじり梅にしています。
こんにゃくは手綱こんにゃくにしています。
海老は丁寧に下処理をして、ワタを取ります。
背中がキレイに曲がるように、爪楊枝で形を整えてから調理します。
いつもは調味液で煮るのですが、今回は普通に茹でて、調味液へ。
甘めの蜜に絡めるレシピで作っています。
尾頭は2個だけ残して、後は頭を取って、食べやすくしました。
八幡巻きは、いんげんと人参を入れました。
切り落としだったので、3枚を並べて巻いています。ちょっと技あり?!
そろそろお雑煮の準備もしないとということで、大根と人参の型抜きから。
人参は、金時人参と普通の人参に、自然農の黄色のカラフル人参で3色にしました。
大根と人参は糠で茹でて、その間に鶏肉と椎茸をお出汁で煮込みます。
別々に調理をした方がお汁が透き通ってキレイに仕上がります。
☛この時点で午後6時ぐらいで、15品が出来上がりました。
残り作る予定だった2品は、手まり寿司と鶏松風でしたが、主人と相談して諦めることに。
お雑煮に添えるかつお菜や小松菜を茹でたり、松葉柚子を切ったり、三つ葉を結んだり、柚子カップを用意したりして、添え物の準備をしました。
お雑煮もまだ煮込む必要があったので準備を進めて、最終的には16品が完成しました。
こんな感じで、最終日にちょっとバタバタした感じもありましたが、無事におせちの準備を終え、年越しそばもいただくことができました。
お参りは、日付が変わる前から神田明神に行こうと思っていたのですが、主人と相談して行くのを止めて、お家でのんびり年越しをしました♪
1/1
元旦当日は、お重に詰めたり、お餅を焼いたり、お雑煮のお汁を温めたりするだけ。
それも、主人の実家でやらせていただいたので、広いキッチンでスムースに作業ができました。
こんな感じで、16品とお雑煮が出来上がりました。
最後に
我が家は小さなキッチンなので、こういう作業のときは、サイドテーブルを出して進めています。
コンロも2口で、その配置があまり良くないため、同時に2口、メインの作業をするのは難しく・・・火にかけるものがいっぺんには作業できないため、ちょっとやりくりしながらのスケジュールになっています。
こんな小さなキッチンでも、工夫しながら進めると、こうしてちゃんとおせちを作ることができるのですから、一般家庭のキッチンなら、もっとスムースに、効率的に作ることができるのではないかなぁと思います。
前回の記事でもご紹介しましたが、おせち料理には、いろいろな意味が込められていて、新しい一年を迎えるのにふさわしいものばかりです。
日本人の精神に深く根差した食べ物が揃っており、食養生の観点から見ても、この時期に必要な栄養が入っていて、非常に考え抜かれたお料理だと言えると思います。
今は、年末のスーパーに行けば、パックに入った出来合いのおせち料理が並んでいて、年末近いデパートの催事場には、おせちの予約のサンプルで埋め尽くされています。伝統が形骸化しているなぁと感じて、ちょっと寂しくなる瞬間でもあります。
これから一生、毎年作ったとしても、年に一度のことなので、多くて50回ぐらいのこと。
全てを手作りして揃えなくても、1品でもいいので、年の始まりを祝うおせち料理を、家庭で作ってみてもらえたらいいなぁと感じます。
私が作り続けてきたおせちのレシピも、順次アップしていくつもりでいます。
来年のおせち料理の時期までには、たくさんレシピをご紹介ができているといいなぁと思っています。
[追記]:#おせちレシピ
それでは、また。