ミネラルってなぁに?アンチエイジングとミネラルの関係
こんばんは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日はミネラルについての全般的なお話をしてみたいと思います。
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ミネラルってなぁに?
そもそも、ミネラルとは何のことを指すのでしょうか?鉱物や鉱石もありますが、分子栄養学では無機物のことを指しています。
Wikipediaではこんな風に書かれています。
ミネラルは、一般的な有機物に含まれる4元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外の必須元素である。無機質、灰分などともいう。蛋白質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び五大栄養素の1つとして数えられる。
簡単に言えば、体内で生成できない栄養素のことと考えるとわかりやすいです。体内で生成できないとは、すなわちお食事で摂取する必要があるので、意識的に摂るように心がけたいものでもあります。
必須ミネラルとは?
ミネラルの中でも特に大切だと考えられているのが必須ミネラルです。それがこの16種類。
- ナトリウム
- マグネシウム
- リン
- 硫黄
- 塩素
- カリウム
- カルシウム
- クロム
- マンガン
- 鉄
- コバルト
- 銅
- 亜鉛
- セレン
- モリブデン
- ヨウ素
「必須」と言われていますが、自然と補給できているものもあれば、不足しがちなものあるし、過剰になりがちなものもあります。例えば、リンやナトリウム、銅などは過剰になりやすい一方で、マグネシウムや亜鉛、鉄などは不足しやすく、意識的に補うことが必要になってきます。
また、拮抗し合うミネラル同士は、片方の過剰摂取がもう片方の過剰排泄を促進する結果となり、協力し合うミネラル同士は、どちらかが欠乏するとバランスが崩れ、残りの一方も上手に働けなくなります。ミネラルは、単体だけでなく、複数のバランスも見る必要があり、非常に繊細なバランスの下に成り立っているのを覚えておきましょう。
トレースミネラルの重要性
必須ミネラルの中でさらに、トレースミネラル(微量ミネラル)とマクロミネラル(多量ミネラル)に分類できます。トレースミネラルはこの9つです。(諸説あり)
鉄 |
亜鉛 |
マンガン |
銅 |
ヨウ素 |
セレン |
モリブデン |
クロム |
コバルト |
トレースミネラルもマクロミネラルも、どちらも大事なことには変わりありませんが、不足しやすいのがトレースミネラルであると言われています。(実際には、銅やヨウ素は過剰になりがちなので、そうでもない気もします。)
その中でも意識したいのが、鉄と亜鉛、そして、マクロミネラルに分類されるマグネシウムです。
ミネラルの役割
ミネラルって、ビタミンに比べるとちょっと地味な存在ですが、非常に大事な役割を担っています。大きく分けて、この3つの役割を行っています。
✔️ 体を作る原料になる
✔️ 生体機能の調整
✔️ 抗酸化酵素の活性化の鍵となる
上の2つはよく言われますが、3つ目の酵素の鍵が分子栄養学で大切にしていることです。
これは何の役割でしょう?クイズ
上の3つの役割だと、やや抽象的に感じられると思いますので、簡単な例を挙げてみましょう。
クイズ形式にしてみますので、次に挙げる働きが上の3つのうちのどれに当てはまるか、サラッと考えてみてください。
- マグネシウムやカルシウムが歯や骨の原料となる
- 鉄がヘモグロビンの原料となる
- ナトリウムやカリウムが体のPHを調整している
- マグネシウムが筋肉の収縮を調整している
- セレンがグルタチオンペルオキシダーゼの原料となっている
- 亜鉛や銅がスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)の原料となっている
簡単すぎたでしょうか。正解は、こちらです👇
- マグネシウムやカルシウムが歯や骨の原料となる ⇒ 体を作る原料になる
- 鉄がヘモグロビンの原料となる ⇒ 体を作る原料になる
- ナトリウムやカリウムが体のPHを調整している⇒ 生体機能の調整
- マグネシウムが筋肉の収縮を調整している⇒ 生体機能の調整
- セレンがグルタチオンペルオキシダーゼの原料となっている⇒ 抗酸化酵素の活性化の鍵となる
- 亜鉛や銅がスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)の原料となっている⇒ 抗酸化酵素の活性化の鍵となる
この中で、“骨の成長のためにカルシウムが必要”という話はよく耳にしますが、実はマグネシウムが大事というのもキーポイントです。カルシウム単独での過剰摂取が骨粗鬆症の原因となっているのは、分子栄養界隈では常識だったりするのです。
アンチエイジングはミネラルが鍵だった!
さて、ミネラルが抗酸化酵素の活性化に関わっているということは、何を意味するでしょうか?
これは言い換えると、ミネラルが不足すると抗酸化ができないということです。
抗酸化とは、活性酸素から体を守ったり、細胞の酸化を防いだり、酸化による老化や動脈硬化の予防を行うこと。抗酸化=抗老化、つまりアンチエイジング。アンチエイジングにはミネラルが欠かせない存在であるということがわかると思います。
アンチエイジングは、何も女性の美容のためのものだけではありません。老若男女、なんならペットにも、健康のために細胞が若々しくいることは大切だと考えています。もちろん、結果的に美容に効果がもたらされるものではありますけれどもね。
たんぱく質も忘れずに!
そして、もう一つ忘れてはいけないのが、たんぱく質の存在です。
「抗酸化酵素の活性化の鍵となる」のがミネラルである一方、抗酸化酵素そのものの原料はたんぱく質です。原料がなければ活性化も何もありませんので、しっかりとたんぱく質を摂ることも忘れずに。
最後に、いくら頑張ってたんぱく質を摂っても消化吸収できない形では意味がありませんので、ご自身の体質や消化能力を見極めて、自分に合った形のたんぱく質摂取が大切になってきます。
そんな中で、どなたにでもおすすめできるのが、ボーンブロスです。
ボーンブロスについてはこちらの記事で書いているので、ご参考にどうぞ。
アンチエイジング対策のおすすめサプリメントはこちらです。
以前、マグネシウムについては、こんな記事を書いています。
マグネシウムはミネラルの中でも大切で、万人に摂っていただいた方が良いのでフォーカスしています。もちろん、他のミネラルがどうでもいいということではないのですが、マグネシウムは現代人には不足しやすいのがその理由の一つでした。
いずれ他のミネラルについても同じように記事を書いていこうと思っています。
その他のミネラルに関しては、症状や血液検査の結果から、過不足を見極めてアドバイスをしています。あなたに合わせた栄養素の摂り方については、個別カウンセリングを行っております。こちらのページよりお問い合わせください。
それでは、また。