[おせちメモ]2022年のおせち料理のご紹介♪

   

明けましておめでとうございます。分子栄養カウンセラーのmanaです。
新年最初の更新は、今年のおせち料理のご紹介をしたいと思います。

 

今年の元旦も、主人の実家に伺いました。
お家で準備したおせち料理やお雑煮をタッパーに入れて持って行き、向こうでお重に詰めています。

今年はスマフォを秋にiPhone 13Proに替えたので、一眼レフではなく、スマフォでの撮影。
レオくんを連れての帰省なので、なるべく荷物は少なくしたくて、カメラは持参しませんでした。

いつもながら、詰めるそばから主人がお写真を撮ってくれたお写真です。

 

2022年のおせち料理

今年のお正月料理はこんな感じになりました。

今年は楽にやろうということで、品数を減らして、大晦日の1日で仕上げました。
結婚して6回目のお正月。家族の好みや作る量がわかってきたこともあり、毎年ちょっとずつ改良していますが、今年でほぼ「我が家のおせち」が定まりつつある感じがしています。

それでは、今年の三段のお重の中身と、込められた意味のご紹介です。

 

壱の重

壱の重には、いわゆる「祝い肴」を入れます。簡単に言えば、“お正月らしいもの”というイメージ。
三種類あることから「三つ肴」とも呼ばれ、地域によってそのラインナップは異なります。

関東:数の子・黒豆・田作り
関西:数の子・黒豆または田作り・叩きごぼう

例年は東西の折衷で、数の子・黒豆・田作り・叩きごぼうの四つを作っていましたが、今年は叩きごぼうはパス。

  • 黒豆
  • 数の子
  • くわいの含め煮
  • 胡桃田作り
  • 花れんこん

※お飾りで、銀杏と工芸生麩も入れています。

 

黒豆

今年はいつものレシピに戻して、最初から調味液で戻すレシピにしました。圧力鍋は使わずに、鉄卵を入れてお鍋でコトコト煮込んでいます。お砂糖は控えめで、水飴や蜂蜜も使ってみました。

使った黒豆は、新宿伊勢丹にもお取り扱いのあった、小田垣商店の丹波黒豆の最上級の飛切。近所のスーパーで伊勢丹と同じものがあったのを主人が見つけてくれて、大感激。(正確に言うと、近所のスーパーで主人が選んでくれたものが、翌日伊勢丹にもあった感じ。)お味も良いのですが、見た目も大きくてツヤツヤに仕上がるので、すっかりお気に入りになりました。また来年もこちらを購入したいと思います。

☛「まめ(豆)に働く・暮らせるように」というところから来ています。歳の数だけいただけば、元気でいられるという言い伝えもあるそうです。

数の子

毎年生協で買っている、前浜産の無漂白の数の子を使いました。一度こちらを使ってしまうと、スーパーやデパートの漂白された均一な真っ黄色な数の子が怖く見えるようになります。
浸け地は、今年はまたお出汁をベースに戻し、鰹節をたっぷり加えたもの。日本酒をベースにしたものよりも数の子の味わいが感じられるので、お気に入りです。

☛ニシンはたくさんの子供が生まれることから、「子孫繁栄」を意味します。

くわいの含め煮

昨年同様、薄味で京風の上品なお味にしてみました。
1度茹でこぼしてから、お出汁・味の母・甜菜糖・お塩・薄口醤油・濃口醤油で煮ています。

今年は伊勢丹で買った京野菜のくわいを使いました。今までの埼玉県産のものよりも好評で、そこまでくわいは好きではない主人が美味しいと2個食べてくれました。

☛必ず芽が出て太く伸びることから、「芽が出るように」とのこと。

胡桃田作り

数年前から定番になった、胡桃入りの田作り。たっぷりの炒り胡麻が香ばしい香りです。
主人も私もクルミの飴掛けが好きなので、クルミが入った方が美味しく感じます。

今年は鰯が不漁とのことで、田作りの質もやや低め。バラつきが大きかったので、炒っているとき1個1個取り出したりと工夫が必要でした。

☛畑の肥料にこの鰯を使ったところから、田作りと呼ばれるようになりました。豊年豊作を祈るものです。

花れんこん

今年は白たまり醤油を使ってほっくり京風に炊き上げてみました。
使った蓮根は、毎年頼む生協の無農薬の徳島県産のもの。慣行栽培よりもやや赤味がかっていて、穴の形も均一でないのですが、お味が美味しくて、安心していただけるのが良いところ。

☛穴が空いていて「先を見通せる」から縁起が良く、「ん」が付くので「運がいいもの」とも言われています。

 

弐の重

弐の重には、三段なら焼き物や酢の物を、四段なら口取りを入れることになっています。
甘い物や酸っぱい物を入れる段、と思うと覚えやすいです。

 

  • 栗きんとん
  • 紅白柚子なます
  • お豆腐伊達巻き
  • 梅生麩

※我が家の弐の重は、三段の場合の酢の物と、四段の場合の口取りが混ざっている感じ。ちょっとイレギュラーな詰め方なので、ご参考までに。また、品数も4品で偶数になっています。工芸生麩や花にんじんなどで奇数にしてあげるとベストです。

 

栗きんとん

山口の自然栽培のさつまいもに、大分の自然栽培の栗で作りました。大分の栗は、遅めの秋に届いたのを冷蔵貯蔵しておき、30日に甘露煮にして使いました。

また、今年は珍しく、くちなしを使って作っています。独身時代から10年以上1人でおせちを作っていますが、くちなしを使ったのは2回ぐらいと記憶しています。やはり使った方が色が綺麗なので、来年も使おうかなぁと思っているところ。

☛栗を金塊に見立てているので、金運が上がるきんとん。

紅白柚子なます

シンプルな大根と人参のなますです。今年は甘味をかなり抑えめに作ってみました。
普段も作るメニューではありますが、普段のとの違いは柚子カップに入れること。これだけで、柚子の香りがしっかり移って、お正月らしさが増すように思います。

人参は大根の20%にして、紅白のバランスが美しくなるように意識しています。今年も全量を金時人参で作ったので、色合いが良くなりました。生協の無農薬金時人参に、大根と柚子は大分の自然栽培のものを使ったので、お野菜の味わいが非常に良かったです。

[おせちレシピ]紅白柚子なます

☛赤と白が、魔除けお清めで、おめでたい・平和の象徴です。大根も、ごぼうと同じく根を張るので縁起物。

お豆腐伊達巻き

我が家のお気に入りの、お豆腐を使った伊達巻きです。
私がその昔ラクトオボベジタリアンをやっていたときに、はんぺんやお魚の擂り身を使いたくないなぁというところから考えたレシピでしたが、すっかり定番になりました。はんぺんを使うものに比べてお魚臭さがなく、さながらスポンジケーキのような味わいで、食べやすいです。

卵は熊本の平飼い有精卵で、お豆腐はオルターの堅豆腐を使っています。

☛伊達巻きは、巻物(知恵の象徴)から来ています。

梅生麩の含め煮

花生麩をたっぷりのお出汁で含め煮にしたもの。
薄甘いお出汁をしっかり含んだ生麩の食感が美味しくて、子供の頃から大好きなおせち料理の一つです。こうしてお重に入れるのはもちろんのこと、お雑煮にも入れたり、お重の中身が偶数になってしまったときにも活躍します。見た目も華やかなので、ちょっと彩りが足りないときにも重宝するのです。

伊勢丹で買った京都の半兵衛のもので、無添加で作られており、人工着色料を使っているものに比べると鮮やかさはありませんが、この優しい色合いが気に入っています。甘味は味の母のみで、お醤油は色付かないように薄口醤油を使っています。

☛梅は、早春に他の花よりに先駆けて咲くため、「出世」「開運」の象徴と言われています。厳しい寒さの中でも清らかな花を咲かせ、芳香を漂わせることから縁起の良いものとされます。寒い冬でも葉が枯れないため、松竹と並んで「歳寒三友」と称され、枯れない強さから、お正月の「縁起物」の定番です。

 

参の重

三段のお重では煮物の段になりますが、我が家では焼き物も一緒に入れています。

  • 八幡巻き
  • 海老ツヤ煮
  • 炒り鶏

※花れんこんを入れると奇数になってしまったので、花れんこんは炒り鶏の中の具材の1つという設定にして詰めてみました。

 

八幡巻き

主人が好きなので、毎年欠かさず作るものの一つです。普段の日もときどき作るし、お弁当に入れると喜ばれるので、正直あまりお正月感はないかもしれません。ただ、時季外れのいんげんをわざわざ揃えたり、金時人参を必ず入れるところはお正月特有でしょうか。今年は、いんげん・ごぼう・金時人参の3つを入れています。

今年は、主人と一緒に伊勢丹で選んだ飛騨牛のももすき焼き用で、伊勢丹で買った沖縄のいんげんと、自然農の金時人参とごぼうです。味付けはシュガーフリーということで、お醤油とメープルシロップに、お酒で作っています。味の母や甜菜糖にも遜色ないどころか、照りと色が綺麗に出るので、メープルシロップがベストかもしれません。

☛ごぼうを巻くものなので、「細く長く幸せに」という意味です。

海老ツヤ煮

こちらも主人と一緒に伊勢丹で買った、長崎の車海老を使いました。とても元気で、パックが動くほど飛び跳ねていたので、何度も叫びながら作りました。大晦日にはちょっと声が枯れました。

今年は、蜜で煮るという今までとは違った作り方にしてみたところ、これが大好評でした。お酒ベースのものよりも日持ちもするし、良いかもしれません。怖い思いもしましたが、活きた車海老はやはりとても美味しいものですね。

☛老人の背中のように見えることから、「長寿」の縁起物とされています。また、赤い色には魔よけの意味もあり、おめでたい色でもあります。

炒り鶏

おせちの定番の筑前煮(がめ煮)です。ねじり梅と手綱こんにゃくで、華やかに仕上げます。
甜菜糖で具材を炒めてお醤油とお出汁で煮る、甘辛い味付け。お出汁はあごと鰹に、干し椎茸の戻し汁も使って濃厚な味わいにしています。

[おせちレシピ]我が家の炒り鶏(がめ煮、筑前煮、お煮しめ)

☛根が張る根菜を入れるので、「家の土台がしっかりするように」。また、里芋や蓮根を入れる場合、八種類の材料を使うことから、「末広がり」の意味もあります。

 

お雑煮

定番の澄まし汁のお雑煮です。

この澄まし汁のお雑煮は、関東でも九州でも食べられており、主人も私も馴染みがあるお味です。

お出汁は鰹節といりこと干し椎茸で、味付けは、味の母・白たまり醤油・お塩をベースに、少量のお醤油のみ。今年は白たまり醤油を導入したのが大きな違いで、以前よりも一層主人の好みに近付いたようです。

具材は、大根・人参・鶏肉・干し椎茸・生椎茸で、大根と人参は糠で下茹でして使っています。
トッピングは、ほうれん草・梅生麩の含め煮・結び三つ葉・工芸麩・福寿ゆばです。

お餅は今年は変えて、ここ数年お気に入りの紅白丸餅ではなく、秋田の農家さんからお取り寄せした黒豆餅を使いました。主人のお気に入りなのですが、薄くて平べったい形をしているので、食べやすいのも良いところ。

☛お餅はハレの日の食べ物あり、お雑煮は旧年の収穫や無事に感謝し、新年の豊作や家内安全を祈りながらいただきます。年神様に供えたお餅や大根などを、その年の最初に井戸や川から汲んだ「若水」と、新年最初の火で煮込み、元旦に食べたのが始まりと言われています。

 

以上、今年の我が家のお正月料理のご紹介でした。

今年のお正月準備のお買い物や、おせちのレシピの続きもアップしていきたいと思っています。
また、クリスマスのお料理も載せられていなかったので、そちらも追々アップするつもりです。

 

今年も一年、家族みんなが健康で元気に過ごせますように。

今年もパワーアップしてカウンセリングやセミナーなどに取り組んでいきたいと思っております。
皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

おせちについてのお話は、こちらのカテゴリーにまとめています。

おせち・お正月料理カテゴリー

 

それでは、また。

 

 

 

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