[おせちメモ]2025年のおせち料理のご紹介♪

   

こんにちは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
遅ればせながら、今年のおせち料理のご紹介をしたいと思います。

 

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2025年のおせち料理

今年の元日も、主人の実家に伺いました。
お家で準備したおせち料理やお雑煮をタッパーに入れて持って行き、向こうでお重に詰めるスタイルです。

 

今年のお正月料理はこんな感じになりました。

結婚して9回目のお正月。
頑張りすぎないこともだんだんできるようになってきて、品数はそれほど多くありませんが、無理ないスケジュールで作れるものだけ作るようになりました。

 

今年は、29日に主人と日本橋の三越に買い出しに行き、30日と31日で作るスケジュール。
31日は夕方にみんなで近所の神社に一年のお礼参りに伺ったり、年越し蕎麦を作って食べたりもするので、ゆったりめです。

 

それでは、今年の三段のお重の中身と、込められた意味のご紹介をしたいと思います。

 

壱の重

壱の重には、「祝い肴」を入れるのが決まりです。
祝い肴は、簡単に言えば“お正月らしいもの”というイメージ。

三種類あることから「三つ肴」とも呼ばれ、地域によってそのラインナップは異なります。

関東:数の子・黒豆・田作り
関西:数の子・黒豆または田作り・叩きごぼう

独身時代は東西の折衷で、数の子・黒豆・田作り・叩きごぼうの四つを作っていましたが、今は王道の関東スタイルで、数の子・黒豆・田作りです。

  • 黒豆
  • 数の子
  • 胡桃田作り
  • くわいの含め煮
  • 花れんこん
  • 梅生麩

お重が小さめなので、本来は入れないくわいの含め煮や花れんこんもこの段に入れています。本来はこの2品は煮物と一緒の段(参の重)に入れるのが決まりです。

黒豆

今年もいつものレシピで、調味液で戻す方法です。圧力鍋は使わずに、鉄卵を入れてストウブでコトコト煮込んでいます。今年は水飴や蜂蜜は使わずに、王道のお砂糖とみりんで。

毎年買っている小田垣商店の丹波黒豆の最上級の飛切が三越になく、手に入りませんでした。同じ小田垣商店の丹波黒豆の2Lというものがあったので、そちらを購入しました。

飛切がなくて、このまま新宿の伊勢丹に買い出しに行きかねない勢いの私を見て、「三越にあるものは良いものだから大丈夫!manaちゃんが煮たらどれでも美味しいからこれ買おう!」と主人が言ってくれたので、寒い中日本橋から新宿に行かずに済みました。

☛「まめ(豆)に働く・暮らせるように」というところから来ています。歳の数だけいただけば、元気でいられるという言い伝えもあるそうです。

数の子

毎年生協で買っている、前浜産の無漂白の数の子です。一度こちらを使ってしまうと、スーパーやデパートの漂白された均一な真っ黄色な数の子が怖く見えるようになります。お味も香りも良くておすすめ。

浸け地は、今年もお出汁ベースで、削りたての鰹節をたっぷり加えて作りました。今年は年末に、主人が初めて鰹節削りに挑戦してくれて、たくさんの鰹節が出来上がったので、そちらを使ってみました。初めての鰹節削りは思ったような仕上がりではなかったようで、最初で最後になりそうです。

☛ニシンはたくさんの子供が生まれることから、「子孫繁栄」を意味します。

くわいの含め煮

昨年同様、薄味で京風の上品なお味にしてみました。1度茹でこぼしてから、お出汁・味の母・甜菜糖・お塩・お醤油で煮ています。

今年は三越で購入した京都のくわいです。主人からも好評でした。

☛必ず芽が出て太く伸びることから、「芽が出るように」とのこと。

胡桃田作り

すっかり定番になった胡桃入りの田作り。たっぷりの炒り胡麻が香ばしい香りです。
主人も私も香港のクルミの飴掛けが好きなので、この田作りも、クルミが入った方が美味しく感じます。

田作りは、小学生の頃に祖母から作り方を習った大好きなお料理の一つです。念入りに乾煎りするところがポイント。

☛畑の肥料にこの鰯を使ったところから、田作りと呼ばれるようになりました。豊年豊作を祈るものです。

花れんこん

今年は濃いめのお出汁で薄甘く煮付けてみました。
毎年頼む生協の無農薬の蓮根ではなく、三越で買った有機栽培のもの。やはりお正月の蓮根だけは、手に取って買いたいところがあり、今年は生協で頼むのを止めました。形が良くないと飾り切りが難しくなるというだけの理由ですが、その甲斐あって、今年は一つも折れることなくキレイに仕上がりました。

☛穴が空いていて「先を見通せる」から縁起が良く、「ん」が付くので「運がいいもの」とも言われています。

梅生麩の含め煮

花生麩をたっぷりのお出汁で含め煮にしたもの。
薄甘いお出汁をしっかり含んだ生麩の食感が美味しくて、子供の頃から大好きなおせち料理の一つです。こうしてお重に入れるのはもちろんのこと、お雑煮にも入れたり、お重の中身が偶数になってしまったときにも活躍します。見た目も華やかなので、ちょっと彩りが足りないときにも重宝するのです。

今年は半兵衛のもので、例年よりも甘さを控えてみたら、この方が好みでした。

☛梅は、早春に他の花よりに先駆けて咲くため、「出世」「開運」の象徴と言われています。厳しい寒さの中でも清らかな花を咲かせ、芳香を漂わせることから縁起の良いものとされます。寒い冬でも葉が枯れないため、松竹と並んで「歳寒三友」と称され、枯れない強さから、お正月の「縁起物」の定番です。

 

弐の重

弐の重には、三段なら焼き物や酢の物を、四段なら口取りを入れることになっています。
我が家は三段なので、焼き物や酢の物を入れるところで、いわゆるメインディッシュの海鮮やお肉、酸っぱい物を入れる段、と思うと覚えやすいです。

  • 紅白柚子なます
  • お豆腐伊達巻き
  • 栗きんとん

※我が家の弐の重は、三段の場合の酢の物と、四段の場合の口取りが混ざっている感じ。ちょっとイレギュラーな詰め方なので、ご参考までに。

紅白柚子なます

シンプルな大根と人参のなます。今年も甘さ抑えめにしました。
普段も作るメニューではありますが、普段のとの違いは柚子カップに入れること。これだけで、柚子の香りがしっかり移って、お正月らしさが増すように思います。

人参は大根の20%で、紅白のバランスが美しくなるように意識しています。今年も全量を金時人参で作ったので、色合いが良くなりました。今年は全て、生協の無農薬や自然栽培のお野菜です。

[おせちレシピ]紅白柚子なます

☛赤と白が、魔除けお清めで、おめでたい・平和の象徴です。大根も、ごぼうと同じく根を張るので縁起物。

お豆腐伊達巻き

我が家のお気に入りの、お豆腐を使った伊達巻きです。
私が昔ラクトオボベジタリアンをやっていたとき、はんぺんやお魚の擂り身を使いたくないなぁというところから考えたレシピでしたが、すっかり我が家の定番になりました。はんぺんを使うものに比べてお魚臭さがなく、さながらスポンジケーキのような香りと味わいで、食べやすいです。

今年は27cmのロールケーキ型で久しぶりに作ったら、キレイに焼き色が付いて、好みの仕上がりになりました。来年も同じ型で焼こうと思います。

卵は平飼い卵で、お豆腐は島豆腐を使いました。

☛伊達巻きは、巻物(知恵の象徴)から来ています。

栗きんとん

3年ぶりに登場の栗きんとん。今年は金運を上げようと思って作りました。
甘露煮のシロップやお砂糖は不使用で、味の母だけで甘さを足しています。

☛栗を金塊に見立てているので、金運が上がるきんとん。

 

参の重

三段のお重では煮物の段になりますが、我が家では焼き物も一緒に入れています。

  • 八幡巻き
  • 車海老のツヤ煮
  • 炒り鶏

八幡巻き

主人が好きなので、毎年欠かさず作るものの一つです。
普段の日もときどき作るし、お弁当に入れると喜ばれるので、正直あまりお正月感はないかもしれません。ただ、時季外れのいんげんをわざわざ揃えたり、金時人参を必ず入れるところはお正月特有だなぁと毎年感じます。今年も、いんげん・ごぼう・金時人参の3つを入れています。

今年のお肉は、主人と一緒に日本橋三越で選んだ黒毛和牛(石垣牛)のももしゃぶしゃぶ用です。同じく三越で買った沖縄のいんげんに、自然農の金時人参とごぼうを使っています。

☛ごぼうを巻くものなので、「細く長く幸せに」という意味です。

海老ツヤ煮

こちらも主人と一緒に三越で買った、長崎の車海老を使いました。

昨年同様、蜜で煮るというレシピ。お酒ベースのものよりも日持ちもするし、良いかもしれません。動いている車海老はやはり怖いのですが、活きた車海老はやはりとても美味しいものですね。

☛老人の背中のように見えることから、「長寿」の縁起物とされています。また、赤い色には魔よけの意味もあり、おめでたい色でもあります。

炒り鶏

おせちの定番の筑前煮(がめ煮)です。ねじり梅と手綱こんにゃくで、華やかに仕上げます。今年は椎茸を一部丸のまま飾り切りにして入れてみました。

甜菜糖で具材を炒めてお醤油とお出汁で煮る、甘辛い味付け。お出汁はあごと鰹に、干し椎茸の戻し汁も使って濃厚な味わいにしています。

[おせちレシピ]我が家の炒り鶏(がめ煮、筑前煮、お煮しめ)

☛根が張る根菜を入れるので、「家の土台がしっかりするように」。また、里芋や蓮根を入れる場合、八種類の材料を使うことから、「末広がり」の意味もあります。

 

お雑煮

定番の澄まし汁のお雑煮です。

この澄まし汁のお雑煮は、関東でも九州でも食べられており、主人も私も馴染みがあるお味です。

お出汁は鰹節といりこと干し椎茸で、味付けは、味の母・お醤油のみ。例年はお塩も加えるのですが、今年はなくてもお味が決まったので、非常にシンプルになりました。

具材は、大根・人参・鶏肉・干し椎茸・生椎茸で、大根と人参は下茹でして使っています。
トッピングは、かつお菜・梅生麩の含め煮・結び三つ葉・手毬麩。お餅は黒豆餅がお気に入り。

お餅は今年も、秋田の農家さんからお取り寄せした黒豆餅を使いました。主人のお気に入りなのですが、薄くて平べったい形をしているので、食べやすいのも良いところ。

☛お餅はハレの日の食べ物あり、お雑煮は旧年の収穫や無事に感謝し、新年の豊作や家内安全を祈りながらいただきます。年神様に供えたお餅や大根などを、その年の最初に井戸や川から汲んだ「若水」と、新年最初の火で煮込み、元旦に食べたのが始まりと言われています。

 

以上、今年の我が家のお正月料理のご紹介でした。

 

敷紙と祝箸、今年は生協で買うのをすっかり忘れ、詰め終わったらコンビニでも行こうと思っていたところ、お義父さんが祝箸を用意してくださっていて救われました。

毎年元日に伺うと、お家にあるお重を全て洗ってキレイに拭いておいてくださるので、私はその年にピンと来たお重を選んで詰めるだけの状態です。

また、お雑煮を入れるお椀や取り皿、コップなども洗い直して用意してくださっていて、到着するとスムーズに詰める作業を始められるので、毎年感激しているのでした。

 

おせちについてのお話は、こちらのカテゴリーにまとめています。

おせち・お正月料理カテゴリー

 

それでは、また。

 

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