かっぱ橋道具街散策で、一生モノの包丁一式と中華鍋を購入しました♪
2019/07/08
こんにちは。manaです。
先々週末のことになりますが、バーバー帰りの主人と待ち合わせをして、合羽橋のお道具街へ行ってまいりました。
目的は、炒飯研究中の主人の中華鍋を買うためです。
買いたいものも行きたいお店も、すでに当たりを付けてくれていたので、銀座線の田原町駅で降りて、歩いて向かいました。
中華鍋のお店に向かう途中でいろいろ立ち寄ったので、順にご紹介したいと思います。
キッチンワールド TDI ナイフショップ
駅を降りて、最初に入ったお店がこちらでした。
【キッチンワールド TDI ナイフショップ】です。
以前から何度か包丁を買い揃えようとしたことがあったのですが、ずっとそのままになっていて、これは運命の出会いでしょうか。
こんな感じで、ズラリと包丁が並んでいて、最初はちょっと怖かったのですが(←テロリストがいて刺されたらどうしよう的な心配)、しばらく店内にいるとすぐに慣れました。
声をかけてくださった店員さんが、チャキチャキと薦めてくださり、一から丁寧に教えてくれる感じ。いろいろ質問しながら私たちの希望を汲み取り、一通りの購入モデルを組み立ててくれました。
「これより高いのがいいか安いのがいいか、教えて!」とのこと。
最初の提案だと、必要なものを揃えると数十万円はしてしまうので、もう少し予算を抑えたいと言うと、こちらをお薦めされました。
日本の代表ブランド、藤次郎の包丁です。
グッドデザイン賞も受賞した見た目の素敵さもさることながら、日本の技術力が詰まったクオリティの高さで、イチオシのブランドとのこと。同じ価格帯のものの中で、群を抜いて質が良いそうです。
藤次郎の包丁で、欲しい包丁の購入モデルを組み立ててもらったところ、何だかすっかりイメージが湧いて、まさにこれが求めている形だと感じました。
それでも、こういう高額なお買い物は、一旦持ち帰るタイプの私。一方の主人は即決するタイプなので、「これ買います」と一言。目を丸くしながら主人の顔を見ると、にんまりしていて、「いいの?」と言いつつ私も思わずにんまり。
いずれ買うもので、新婚のときから買おうと言っていたものだったので、今が出会いなのだなぁと思いました。主人もきっと同じ考えだと思ったので、即決することにしたのでした。
購入したものと使ってみての感想は、最後にまとめてご紹介したいと思います。
いざ、釜浅商店へ
さて、目的の中華鍋のお店にやって来ました。
【釜浅商店】という、お鍋やキッチン用品全般を扱うお店です。
お店の雰囲気はおしゃれなライフスタイルショップみたいな雰囲気なのですが、置いてあるものはどれも本格派で、良いものばかりが揃っています。
2階が目的の中華鍋のあるフロア。
1階も覗きたかったのですが、混みすぎていて断念しました。
こちらの中華鍋は、全て山田工業所のもの。
珍しいニスを塗っていないタイプなので、余分なものが付いていない方が嬉しい私たちにはぴったりなのです。
大きさは24cmから39cmまでの3cm刻みであり、厚さは1.2mmと1.6mmの2種類がそれぞれあります。持ち手が木の柄のものもあるし、両手鍋もありますが、私たちは片手鍋一択で選びました。
当初は27cmのものを購入するつもりでしたが、ちょうど品切れで、予約しても入荷は一か月後とのこと。
「中華鍋は大は小を兼ねるので、在庫もあるし、この30cmの方がいいですよ」という店員さんの言葉を聞いて、何となく“今あるものを売りたい感”を感じてしまい、モヤッとしたのですが・・・
(あまり我が家のコンロ環境についてのヒヤリングもない上でのアドバイス。)
我が家のコンロは小さいので、かなり迷いましたが、在庫のある30cmを買うことにしました。
結果的には、この大きめサイズにして良かったと感じたので、迷ったらワンサイズ大きめを買うのも一つだと思いました。
こちらも、購入品と使ってみての感想は最後にまとめてご紹介します。
合羽橋のお道具街を散策
目的のものを買った後は、お道具街を軽く散策して帰ることにしました。
休日の合羽橋はなかなかの人出で、外国人観光客もたくさんでした。
人気のお店は大混雑だったり、日本語はほとんど聞こえてこなかったりして、売り上げの半分以上はインバウンドのお客さんかなぁなんて思うぐらい。
外国人には秋葉原も人気ですが、合羽橋も人気なことがわかります。
こちらがお道具街の端っこで、菊屋橋のところ。
名物の【ニイミ】の巨大シェフ像がビルの上に立っています。
約800mに及ぶ商店街が合羽橋道具街です。
両側に、ズラリとキッチン用品のお店が続き、ここに来たら揃わないものはないと言えるでしょう。休日は、閉まっているお店が多いこともあり、開いているお店は混んでいます。
包丁を買った【キッチンワールド TDI ナイフショップ】の隣りにある系列店、【キッチンワールド TDI】は、1階も2階もかなりじっくり見て回りました。
目に留まったものの一部をザックリご紹介してみます。
包丁を買ったから、まな板も新調しようかと見てみました。
ねこ柳のものが一目で気に入り、買おうかちょっと迷いました。
スプルスの割烹まな板は、パッケージの謳い文句に心惹かれました。
野田琺瑯のシール蓋が一つのラックにまとまっていたので、ここで買うことにしました。WRA-Mが品切れだったので、それ以外を購入しました。
主人はお鍋ラックが気になっている様子。
バーナーで「クレームブリュレ作りたい~」「サーモン炙っても美味しいよね」と、夢が広がる二人。
買おうかかなり迷って、今回は断念したたこ焼き器。
お家でたこ焼きパーティができたら、楽しいですよね~♪
以前私はホットプレート型のものを持っていましたが、お引っ越しで処分してしまったので、あの便利さは十分よくわかっています。
ペーパーバッグは、CUOCAの半額で売られていました。
なくなったら絶対ここで買おう!
スレートボード、欲しいなぁと思いつつ、いつも後回しになっています。
と、こんな感じで、一言で言うと「何でもある」というお店で、他にもキッチンの便利グッズや保存容器や食器から、調理器具まで幅広く揃っています。
2階にも行ってみましたが、2階はプロユースがメインな雰囲気で、人も少なめ。
階段を上がってすぐのところに、山田工業所の中華鍋を発見。
こちらはニスが塗られているタイプなので、購入するつもりはありませんでしたが、ついついサイズ感や持った感触をチェック。
大きな大きなパエリアパンも、ザ・業務用という感じです。
お店に使えそうなこんなプレートコーナーもあり。
我が家のトイレ(🚻)を「予約制」にしようかと企てたり~
主人はラーメンの水切りが欲しそうでした。
私は、シノワを新調したいなぁなんて見てました。
そして、もう1つ面白かったお店が、同じ通り側にある【志村製作所】。
30年以上前から使っているコーラマシン。
もちろん、買うことができて、その場で飲めるようになっています。
コーラグラスもズラリ。
さながらハワイみたいな看板が壁一面に並んでいて、いい雰囲気。
ここは、ルート66とかの看板もあって、ちょっぴりオールドファッションな古き良きアメリカという感じ。
ミニカーやフィギュアもちょっとだけあって、アメリカ文化が揃っています。
外観からは想像ができないアメリカっぽい雰囲気が楽しくて、何か買うわけではないけれども、何となく覗いてしまうお店でした。
道路の反対側は製菓道具店が多めですが、業務用食品を扱うお店もありました。
大容量のスパイスや巨大な缶詰などが売られています。
バニラビーンズがあったら買いたいなぁと思って見たら、さすがになかったです。
私が子供の頃からお世話になっている製菓道具のお店は、チラッと覗いただけで、次回にすることにしました。今度は、お菓子道具のツアーをしたいなぁなんて思っています。
また、買おうと思ったけれども今回買わなかったものは、お写真を撮ってメモをしたりもしています。ケーキドームや丸型など、次回購入できたらと思います。
買った物のご紹介
さて、今回購入した包丁やお鍋は、全部でこんな感じです。
包丁と一緒にナイフラック、中華鍋と一緒に木べらやたわしなど、必要なものを一緒に揃えました。また、お写真には撮っていませんが、野田琺瑯のシール蓋も買い替えたくて、数種類購入しました。
包丁は、全部で6本です。
*藤次郎 カービングナイフ
*藤次郎 パンスライサー
*藤次郎 牛刀
*藤次郎 薄刃 菜包丁
*藤次郎 三徳包丁
*藤次郎 ペティナイフ
用途は左から、お肉・パン・調理済みお肉やお刺身・お野菜・お魚・フルーツという感じ。
決まりはないので、いろいろ試して、使い比べてみたらいいとのことでした。
また、これらを収納するケースがあったので、買いました。
*ナイフラック
お店のオリジナルで、3色展開でした。
珍しい赤が可愛くて、オーブンの色が赤なので、それに合わせてみました。
こんな感じでいっぱいのナイフが収納出来て、キッチンバサミも入れられます。
まだまだ入るので、今後包丁を増やしても安心です。
また、丸洗いできるのも便利で、衛生的なので気に入っています。
実は、この6本のうちの3本はセット販売もされていて、立派な桐の箱が付属しているとのこと。私たちは不要だったのでお断りしたところ、おまけをいただきました。
豪華なヴュストホフのナイフセット~?!
・・・に見立てた、マグネットセットです(笑)
手の平サイズのたわしと比べると、サイズ感がわかるでしょうか。
実はマグネットを集めている私たちには、嬉しいプレゼントだったのでした。
釜浅商店では、こちらの4点を購入しました。
*中華鍋 30cm(1.6mm)
*宮島 木べら
*中華五徳
*棕櫚たわし
この中華鍋に必要なアイテムとして、洗う束子や専用の五徳、混ぜる木べらも一緒に購入しています。一式揃っているので、ここで必要なものが手に入るのが便利です。
ニス塗装されていない中華鍋なので、油が塗ってあり、耐油紙で包まれています。
中はこんな感じで、打ち出して作られたフライパンならではの模様がキレイです。
油慣らしは必要ですが、多めの油でクズ野菜を炒めるだけでOKとのこと。なみなみと油を注いで熱する必要がないので、無駄な油をたくさん使わずに済むのも嬉しいですね。
ちなみに、一度目は洗剤で丁寧に洗って、ニスの代わりに塗ってある油を落としてから、油慣らしをします。それ以後は洗剤は使用禁止で、束子だけで洗うことになります。また、使う束子も棕櫚でできた柔らかいものを使うのがベストです。
私は普段から鉄のフライパンを使っているので、最初の油慣らしや基本的なお手入れは同じです。特に面倒さは感じませんでしたが、テフロンのフライパンをお使いの方には、ちょっと面倒に感じられるかもしれませんね。
お店でも、お手入れ方法を聞いて買うのを断念している方もいらっしゃいました。
今回購入したものは、包丁も中華鍋も木べらも、全て職人さんの手で作られています。工場生産のものに比べて少し値は張りますが、これらのお道具は、丁寧にケアして使えば一生モノのものばかり!
正しくお手入れをして、大事に使っていきたいなぁと思っています。道具も育てて、自分なりの味が出てきたら嬉しいですね。
包丁を使ってみての感想
まず包丁ですが、切れ味は抜群で、なんで今まで買わなかったのかしらと思うほど!
包丁自体の重さとしては、今まで使っていたものよりもやや重いのですが、切れ味がいいので、包丁の重さだけで切ることができて、腕の力が要りません。今までの刻む労力が半分になるイメージで、リズム良く、素早く切ることができて、本当にスムースなのです!
トントンとリズミカルに刻むだけで、下の部分が切れてなかったなんてこともなく、材料の下準備の時間が大幅に短縮されて、とても助かっています。(※非常に切れが良いので、手を切らないようにだけは今までよりも注意が必要。)
また、イメージ通りにカットができて、切った断面がシャープに仕上がるので、特にお野菜の口当たりが良く、お料理の美味しさもアップしたように思います。
材料別に揃えたナイフは本当に良く考えられていて、お刺身が薄く切れるのも感激だし、お魚の骨までキレイに切れるのも驚くし、お肉の脂身や皮までスッと離れるし、とにかく「すごい」の一言に尽きます。
菜包丁は、刃先がないから慣れるまでにどうかなぁと思っていたのですが、使ってみると、なんで今まで買わなかったのかしら(再)と思うほどすぐ慣れます。
お料理って日々のことだし、特に我が家はたくさん包丁を使うので、こういう本物のお道具って大事なんだなぁというのを実感しました。
もしかしたら、いいお道具を使うと襟を正すという精神的な効用も大きいかもしれませんね♪
正直私は、お道具へのこだわりが人よりも薄かったかもしれません。
お道具にお金をかけるなら、材料にこだわりたいと思っていて、お道具は後回しになっていたことを痛感。
主人は、「まず形から入るタイプだから」と自分で自分のことを言っていましたが、ある意味それは正しいと感じます。良いお道具を使えば無理なくできるし、多少の技術はお道具がカバーしてくれますものね。
もちろん、それを使いこなす技術も必要ですが、包丁に関しては、もっと早く買えば良かったと思ったものだったので、迷っている方がいたら、早めの購入がおすすめです!
包丁のケアについて
ちなみにお手入れについては、食洗機は不可で、手洗いが推奨されています。
主人は、「大変だろうから、気にせず食洗機を使っていいよ」と言ってくれていますが、せっかくなので大事にしたいし、私は手で洗うようにしています。
ただ、お魚やお肉の包丁は食洗機で消毒したいなぁという気持ちはあるのですよね。何となく、洗剤だけでは落ち切らない気がしてしまって・・・。
それでも、洗剤で刃が錆びたり、ぶつかって刃が欠けると悲しいので、自分で熱湯消毒しようと考えています。
研ぎについてですが、パンナイフ以外は、我が家にある普通の包丁研ぎで大丈夫とのこと。
これを機に、砥石に挑戦しようと思ったのですが、店員さんが実演してくださるところを見ていて、ヘタに研ぐなら止めた方がいいなぁと感じたので、そこは手を出さないことにしました。
また、しばらく使って、切れ味が落ちたらお店で研ぎもやってくださるとのこと。自分でやって刃を傷めると嫌なので、切れ味が変わってきたら持っていこうかなぁと考えています。
こうして何本か揃えておくと、2本ずつ研ぎに出すこともできるから便利だと教えていただき、まさにそうだと感じます。
中華鍋を使ってみての感想
翌日に早速油慣らしをして、主人の炒飯作りに使ってみましたが、とにかくパラパラに仕上がりました。
まだ新品で油が馴染んではいないのですが、それでも離れが良く、熱伝導もGOOD。
フライパンに比べて壁が高い分、空気を含みながら熱を加えることが得意だと感じました。
作ってみた炒飯も、今までで一番の出来栄えで、主人とも感激!
炒飯については、また別途アップさせていただきますので、お待ちくださいね。
サイズは、30cmはちょっと大きいかなぁと思ったのですが、違和感なく収まって、多めの2人分を作るのにちょうど良かったと思いました。
かと言って、これより大きいサイズになると、家庭用のコンロの火力では難しいのかなぁという気もしたので、必ずしも「大が小を兼ねる」とは言い難いとは思っています。
普段使っているフライパンやお鍋の直径を測ってから行ったのですが、それがなかなか参考になったので、それだけメモして行くと良いと思いました。
以上、合羽橋のレポートとお買い物のご紹介でした。
主人に買ってもらったお道具を大事に使って、美味しいお料理を作ってあげたいです♡
主人にも、これらのお道具でますますお料理が好きになってくれたらいいなぁと思いました。
それでは、また。