せいろのススメ!健康にも美容にもダイエットにも良い理由を解説してみた
こんにちは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日は調理器具の蒸籠(せいろ)についてのお話をしてみたいと思います。
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蒸籠(せいろ)持っていますか?
皆さん、蒸籠はお持ちでしょうか?
周りの人に聞いてみると、「ほとんど使わないけれど持っている」という答えが多いです。(mana調べ)
お持ちでない方はぜひ購入を検討していただくとして、お持ちの方にはぜひ活用していただきたいので、今日はそんなお話しをしようと思います。
最後まで見ていただくと、もっと蒸籠を使ってみたくなるかもしれません。
※ここで言う蒸籠は、中華せいろのことを指しています。和せいろに関しても概ね同じですが、少し異なるところがありますので、ここでは割愛します。
蒸籠の良いところ
蒸籠の良いところを挙げてみると、こんな感じ↓
- お肉もお魚もお野菜も何でも美味しくできる
- お芋類はオーブンで焼くのでは出せない美味しさがある
- 卵を使ったお菓子やお料理の滑らかさがピカイチ
- 金属の蒸し器よりも質感が良い
- 冷やご飯が炊き立てご飯に蘇る
- 木の香りに癒される(※素材による)
- ノンオイルでカロリーオフ
- 揚げる・焼く調理法に比べてヘルシー
- 栄養素が逃げないどころかアップすることも
- 素材のお味が活かせる
- 蒸籠に入れて放置で良いので簡単
- 汚れ物が少ない
- コンロが汚れずお掃除が楽
- 調理も温め直しもどちらも得意
- 同時調理可能
- 食卓にそのまま出すと見栄えがする
大まかに「美味しい」「ヘルシー」「楽」という要素に分けられる感じでしょうか。
それぞれ分解して詳しく説明していきましょう。
美味しい
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蒸すという調理法が合わない食材はほとんどないので、ほぼ何でも美味しく仕上がります。お肉、お魚、お野菜はもちろんのこと、卵も美味しくて、特に芋類の美味しさは特筆すべきものがあります。オーブンで作るベイクドポテトや焼き芋も美味しいのですが、蒸籠で蒸すお芋は最強です。
さらには、調理だけでなく温め直しも美味しく仕上がるのが特徴で、おかずはもちろん、電子レンジでは固くなってしまうご飯もパンも、ふっくら仕上がるのでおすすめ。当然ながら、肉まんや焼売など、点心の温め直しも大の得意。肉まんのためだけに蒸籠を買われた方がいらっしゃるのも納得ですね。
金属の蒸し器に比べると繊細な造りの蒸籠ですが、お味も繊細に仕上がります。というのも、熱の伝わり方が穏やかで、かつ木そのものが水分を適度に吸収してくれて水滴が垂れないから。わかりやすいのが茶碗蒸しやプリンで、仕上がりの美味しさ、滑らかさ、美しさでもダントツ蒸籠が優秀なのは想像に難くありません。
また、選ぶ蒸籠の素材によっては、木の香りが楽しめるものもあります。
私が使っている檜の蒸籠はほのかに檜の香りがして、それもまた美味しさを増すポイントにもなっています。
ヘルシー
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蒸す調理法は、揚げる・焼くに比べると断然ヘルシーです。それには大きく三つの要素があります。
まず、栄養素が逃げないということ。これは、茹でたりすると水に逃げてしまう栄養素が、蒸す場合は逃げないから。ポリフェノールや水溶性食物繊維などは、蒸すことでアップするものもあるというので驚きです。
次に、油を使わないということ。PFCバランスを計算されたことがある方はわかるかと思いますが、現代の食生活はどうしても脂質が多くなりがち。PFCバランスの改善には、素材と調理法に気を配る必要がありますが、蒸し料理はその調理法の部分を解決してくれます。
そして最後に、AGEを産生しにくいこと。AGEとは聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、週末糖化生産物のことで、私たちの体内で作られ、老化や様々な疾患の原因とも言われています。食品にも含まれるのですが、100℃を超える調理法では多くのAGEが発生するので、低AGE食品を意識するのであれば、蒸し料理は最適というわけ。
この三つ以外にも、お野菜を蒸すことで生野菜よりもカサが減って食べやすくなり、食物繊維の摂取量が増やせたり、素材のお味を活かした調理法だからこそ、素材にこだわったりするようになることもあるでしょう。調理法がシンプルだからこそ、丁寧に作られたこだわりの食材とは相性が良いのです。
また、木の香りでリラックスすることで副交感神経がしっかり働いたり、温かい蒸し料理は胃腸の働きも良くするので、消化吸収も良くなります。
おのずと電子レンジの使用回数が減るので、電磁波による影響や、タンパク質が変性した食品やAGE食品を口にする回数が減ったり、プラスチック容器による環境ホルモン被曝も防ぐことになるかもしれません。
楽
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蒸籠は、一つのかごの中にいろいろな食材を入れることができるので、メインディッシュと副菜が同時に仕上がります。たっぷりのお野菜に、お肉またはお魚を入れて蒸せば、蒸籠一つで栄養バランス良い献立になるのが良いところ。
さらに、蒸籠を何段か重ねれば、その分いろいろな食材が調理可能なので、とにかく楽です。火加減も細かな調整は要らないし、セットしたらタイマーをかけて、他のことをしてもOK。
お冷ご飯を一緒に温め直すこともできますし、何なら、下のお鍋で同時にスープを作ることもできます。
食卓にはそのまま出せば良いので、汚れ物も少なく済みますし、見栄えもするのでテーブルコーディネートも楽。
また、蒸籠のお手入れと言えば、水洗い不要な点が大きな特徴です。これは次のチャプターで書いてみますが、お手入れはとても簡単なので、洗い物の手間を減らしたい人にもおすすめです。そして、焼いたり揚げたりだとコンロのお掃除も必要ですが、蒸すだけだと汚れも一切ありません。
お料理は日々のことなので、とにかく楽に、簡単にできるのは大事なことですよね。
蒸籠のお手入れ
さて、良いところばかりをあげてきましが、ネガティブ面はあるのでしょうか?
個人的には悪いところはないのですが、皆さんからよく聞く、蒸籠を使ってみるハードルを上げているのはお手入れの難しさだと感じます。
洗剤で洗っちゃいけないとか、お水で濡らしてから使うとか、置いておいたらカビが生えそうとか。木だから衛生面が気になったり、ちゃんと洗えているか気になったりするかもしれません。
実際のところ、「蒸籠=お手入れが大変そう」というのは単なるイメージに過ぎなくて、使ってみると「蒸籠=楽」です。
というわけで、私が中華街の照宝で習ったお手入れ方法をご紹介します。
ポイントは以下の3つ↓
✔︎ 濡らさず使う
✔︎ 使い終わったら固く絞った布巾で拭く
✔︎ しっかり乾かす
巷で聞いていたお手入れ方法とはかなり異なっているので、驚きました。
(お店で説明を受けて、さらに説明書きもいただいたのですが、こんなに簡単だなんて信じられず。後日電話をかけて再度確認してしまいました。わからないことは電話して何でも聞いてください、というスタンスも嬉しいもの♪)
ネットやSNSでよく書かれているのは、「使う前にお水で濡らし」て、「終わったら洗剤なしのスポンジで洗う」か「粉洗剤で束子で洗う」という使い方。お料理の本などでもこのように書かれているものばかり。なのですが、このどちらも不要なステップだったというわけです。
メーカーによって異なるところはあるかもしれませんが、少なくとも照宝の蒸籠は、「濡らさずに」使い、「終わったら拭くだけ」が正解。とても楽ですよね?
すでにお持ちの方は、使っている蒸籠のメーカーの指示通りにするのが良いかと思いますが、照宝のものをお使いの方やこれから買おうと思っている方は、ぜひ参考になさってくださいね。
ちなみに、先ほど挙げたよくあるイメージに対するお答えはこんな感じ。
洗剤で洗っちゃいけない →その通り
お水で濡らしてから使う →不要です
置いておいたらカビが生えそう →しっかり乾かせば生えません(保管も風通しの良いところで)
木だから衛生面が気になる →使うたびに100℃の蒸気で殺菌されています
ちゃんと洗えているか気になる →固く絞った布巾で丁寧に拭きましょう
昔からある調理器具だけあって、よくできているなぁと使う度に感心させられます。
蒸籠のお手入れはとても簡単なので、お手入れがネックで購入を悩まれている方は、その心配は無用ですということがお伝えできれば嬉しいです。
蒸籠を使ったおすすめメニュー
最後に、蒸籠を使った我が家の定番メニューをご紹介します。
いずれちゃんとしたレシピも載せたいと思いますが、今回は簡単に。
蒸ししゃぶ
こちらは牛肉バージョンで、豚肉バージョンもあります。
ももとバラとか、ロースとももとか、部位を混ぜるのも楽しいし、しゃぶしゃぶのように、牛&豚のミックスも美味しいのです。
作り方は簡単。
いろいろな種類の旬のお野菜を敷いて、しゃぶしゃぶ用のお肉を乗せるだけ。
葉物、根菜、実野菜、お芋類をバランス良く入れると満足度が上がります。
豚肉なら走る豚がおすすめ。
奮発して買った松阪牛は、ちょっと重たかったです。
タレは、定番のポン酢や胡麻だれはもちろんのこと、美味しいお塩と柚子胡椒、旬の柑橘の絞り汁などでいただくのも美味しいです。最近の主人のお気に入りは韓国風のタレで、私は薬味ポン酢がお気に入り。タレを工夫すると様々なバリエーションが楽しめるのも良いところだと感じます。
アレンジとしては、ココットに入れた卵を一緒に蒸したり、お肉の代わりに白身魚の切り身にしたりと、お家にある食材で作ることができますので、ぜひお好きなもので作ってみてくださいね♪
次回予告
次回は、私が蒸籠を買ったときのことをお話ししたいと思います。
蒸籠の選び方や、あると便利なアイテムなどについてもご紹介する予定です。
それでは、また。
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