私の卵の選び方!おすすめの卵もご紹介♪

      2021/05/19

こんばんは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日も卵のお話の続きをしたいと思います。今回は、卵の選び方にフォーカスしてみます。

 

卵のお話の前編は、まずこちらからお読みくださいね。

卵は優秀なたんぱく源♪卵の栄養学とそのデメリットも解説

 

私が卵を選ぶ基準

卵と言うと、スーパーの特売の1パック100円台のものから、オーガニックスーパーのこだわりの1個100円のものまでいろいろあります。ここでは、私がどんな卵を買っているのかご紹介したいと思います。

いつも私はこんな基準で卵を選んでいます

✔️ 平飼い(ケージフリー)
✔️ 飼料はNon-GMOで無農薬(できれば国産)
✔️ 抗生物質不投与
✔️ 結着剤・着色料不投与
✔️ お米や小麦、発酵飼料を食べている
✔️ 湧水など飲み水にもこだわっている
✔️ できれば西の産地
✔️ 有精卵も良い
✔️ 初卵を販売していれば尚良し

これらについて、大まかな項目でご説明してみます。

 

飼育方法

まず大事なのは、飼育方法です。日本ではニワトリの飼育方法についての定めがないのですが、諸外国では厳しく規制がされており、狭いケージに閉じ込めて飼うことは禁止されています。それは動物の権利を守るためです。

例えば、EUでは平飼いがマストであるのに対し、日本の9割以上の養鶏場ではケージ飼いをしているのが現状。生まれてから太陽の光を見たことないまま一生を終えるニワトリがどれだけいることでしょうか。

窓のない暗くて狭いバタリーケージの中に閉じ込められて、抗生物質を投与され、遺伝子組み換えの飼料を食べて、金属の網にしがみついて眠り、ただ卵を産むだけのニワトリ。こんな不健康なニワトリの卵が健康であるはずがありません。一方、広々とした大地を走り回り、太陽を浴びたり砂を掘ったり、国産の無農薬のお米や地面の草を食べて、止まり木に止まって眠るニワトリもいて、同じ鶏卵であっても全く別物と考えられますよね。

バタリーケージで飼育されたニワトリは、狭いところで不衛生になりがちで病気をしやすいため、抗生物質を投与されて育ちます。また、狭いとストレスが溜まって怪我をしやすいので、クチバシを切るのです。

もちろん、ケージ飼いと言っても広さや衛生管理などは様々で、平飼いに近い環境で飼われているケージもなくはありません。逆に、一口に平飼いと言っても名ばかりできちんと管理がされていないところもあるのは確かなので、平飼いだから良くてケージ飼いだから全て悪いものとは一概には言えませんが、基本的な考え方として、平飼いを選ぶのは最も簡単でわかりやすい指標と言えます。

平飼いのニワトリの卵は、ケージに閉じ込められているニワトリの卵よりも臭みがなくて美味しいので、食べ比べるとすぐにわかります。頭で判断することも必要ですが、感覚でわかるようになるとよりベターです。

 

エサ

飼育方法と同じぐらい大事なのが飼料。家畜の飼料は消費者には直接目に見えないものなので、安く売るためにはここをカットすることになります。ぜひどんな飼料を与えているのかを開示しているところを選びましょう。これに関しては不正をしてもわからないので、信頼できる生産者さんであることも大事ですね。

ニワトリの飼料で多くを占めるのがとうもろこし。アメリカ産の遺伝子組み換えとうもろこしを使うことが多いので、まずは遺伝子組み換えの飼料でないことが最低限大切になってきます。ポストハーベストの心配がない方が良いので、国産の飼料であればより良いでしょうし、それが無農薬のこだわったもの(お米や発酵飼料)であればより嬉しいです。

また、卵の黄身の鮮やかなお色は、安い卵だと結着剤が使われており、そうでない卵でもパプリカやマリーゴールドなどを飼料に加えることで作られています。日本人は鮮やかな色味を美味しそうと感じるので、これらを添加することが多いのだそう。

なので、敢えて色素の入った餌を与えず、本来のお米や小麦などを多く食べるニワトリの卵の黄身は優しいレモンイエローになるのです。一見すると美味しくなさそうと思われてしまいますが、これが本当の黄身の色味です。

 

自然派分子栄養カウンセラーおすすめの卵

これらの条件を満たしており、私がいつも購入している卵をご紹介します。

どれも安心で美味しいので、お気に入りいくつかをローテーションしています。
食材をローテーションする理由はいろいろありますが、リスク分散のため。いずれこのお話も記事にしてみたいと思っています。

 

普通のスーパーで買える安心な卵

普段は生協などで毎週定期的に届けてもらっていますが、切らしてしまったときには、デパートやスーパーで買うこともあります。私がよく買うものをご紹介します。

また、上にある条件を満たすものが見つからないときには、その中でベターなものを選ぶようにしています。毎日のことなので、こだわりすぎると続かないし、ストレスになりますからね。

 

日本の卵は安かろう悪かろう!賢く選ぼう

私が上でご紹介した卵は、いずれも6個で600円前後で、中には800円ぐらいするものもあります。
特売の卵が10個で100円台(下手すると100円切っていることも!)で売られていることを考えると、600円の卵は「高い」と思われることもあるでしょうか。

しかし、バタリーケージの中に閉じ込められて薬漬けにされたニワトリから生まれた卵と、広々とした大地を走り回ってお薬も使わずに育ったニワトリから生まれた卵。これらを並べて、同じ卵として価格を比べることはナンセンスですよね。

前編でも書きましたが、卵は良質なたんぱく質で、積極的に活用したい食材の一つです。その一方で、動物性食品であるがゆえに、生体濃縮の問題にもしっかり目を向けるべき点でもあります。

手間暇をカットして工業化された安価な食材は、貧困層の救済に役立っているという側面は否めませんが、それはその場凌ぎと言わざるを得ません。本物の食材を私たちが買い続けることで、真摯に食の安全に向き合っている生産者さんの安定にも繋がり、これらの本物の食材が一般的になることで価格が下がり、全員が当たり前に本物の食材を口にすることができるようになるのが理想です。

それゆえに、日々のお買い物は投票であり、意思表明でもあると私は考えています。
もちろん予算やライフスタイルに合わせた賢いお買い物であることが前提ですが、目先のお得に惑わされずに、何が本物なのかをいつも見極めていきたいものですね。

 

食材の選び方について、今後も卵以外でも載せていきたいと思っているところです。

卵の雑学9選

ご予算やライフスタイルに合わせた食材の選び方のアドバイスは、個別カウンセリングを行っています。希望の方はお問い合わせ画面よりお願いいたします。

 

それでは、また。

 

 

 

 

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