人工甘味料はダイエットの敵!
こんばんは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日はダイエットのお話ということで、人工甘味料にフォーカスしてみたいと思います。
人工甘味料とは?
非糖質系甘味料のうち、天然甘味料を除くものを指しますが、広義では、非糖質系甘味料の天然甘味料や糖質系甘味料の糖アルコールを含みます。ここでも、広義で利用しています。
例えば、こんなものが該当します。
- スクラロース
- アスパルテーム
- アセスルファムK
- サッカリン
- エリスリトール
- キシリトール
- ソルビトール
- ステビア、etc.
ざっくり言うと、カタカナ文字の甘味料はここに当てはまると考えれば良いと思います。
これらは“ダイエット中の強い味方”を売りにしており、お砂糖よりも甘いのに低カロリーまたはゼロカロリーで、血糖値も上げないので、ダイエットにぴったりというイメージが作られています。
巷のニセダイエット情報でも「ダイエットにいい」と勧められていることも多く、実際ダイエットに成功された方も、利用されたことがあるのではないでしょうか。
このブログでは、くどいほどに、人工甘味料を摂るぐらいなら普通のお砂糖や蜂蜜、フルーツを摂りましょうとお伝えしてきたのですが、今回改めて、その理由に迫ってみたいと思います。
人工甘味料の害
さて、分子栄養学の観点から見た人工甘味料の害はこんなものがあります。
✔️ 腸内細菌叢の破壊
✔️ インスリン抵抗性
✔️ 食欲増進
✔️ 発がん性
✔️ 肝機能障害
健康に害を及ぼす上に、ダイエットにも意味がないということ。
腸内細菌叢が壊れると、当然ながら腸内環境が悪化して、消化吸収に影響を及ぼします。
腸内環境が悪ければ、エネルギー産生にも関わりますし、代謝がうまく行かないのでもちろん痩せません。そしてさらには、痩せるどころのお話ではなくなるのは自明ですよね。
インスリン抵抗性は、要は自前のインスリンが効きにくくなること。
つまり、糖尿病にどんどん近付くということです。
そして、ダイエッターが一番気になる食欲増進は、人工甘味料が食欲を抑えるレプチン(ホルモン)の働きを妨げることから来ています。ゼロカロリースイーツを摂ると、余計にもっと何か食べたくなるというのは科学的にも説明がなされているわけです。
ここまで聞くと、むしろお砂糖の方がマシだと思えてきませんか?
どんなものに入っているの?
これらの人工甘味料は、こんなものによく使われています。
- ゼロカロリースイーツ
- 低カロリー飲料
- 糖質オフ製品
- スポーツドリンク
- ノンアルコール飲料
- 健康飲料
- お菓子
- プロテイン、etc.
健康やダイエットを意識した商品には高い確率で使われています。
人工甘味料の代わりになるのは?
人工甘味料を避けたものを選ぼうと思うと、コンビニや普通のスーパーではかなり吟味が必要です。
ベストは手作りするか、市販品ならiHerbやオーガニックショップなどを利用しないと調達するのは難しいと思います。
手作りと言っても、シュガーフリーのケーキを作るということではなく、こんな風に発想の転換をしてみましょう。
✖️ お菓子 → ⭕️ ナッツやあたりめ、乾燥貝柱や茹で卵、野菜スティックや良質な糖質、甘いものが欲しいときは果物やドライフルーツ、蜂蜜やお砂糖を使ったお菓子を少量
✖️ 飲み物 → ⭕️ ミネラルウォーターやお茶、果汁100%のストレートジュースを少量
✖️ 糖質オフ製品 → ⭕️ 摂取量に注意して通常のものをいただく、エネルギー不足になるので脂質やタンパク質を補う
✖️ スポーツドリンク → ⭕️ お塩やレモンを加えたミネラルウォーター、お出汁やボーンブロス
✖️ ノンアルコール飲料 → ⭕️ 果汁を使ったモクテル
✖️ プロテイン → ⭕️ 無添加のプロテインにフルーツや蜂蜜を加える
これらのテクニックについては、いずれ詳しく書いてみたいと思います。
その人の栄養状況に適するもので代替すると、上手くいくケースが多いです。
甘い物が止められない人へ
人工甘味料の害についてお話しすると、「天然甘味料(ステビア)ならいいですか?」「ラカントならいいですか?」「キシリトールはどうでしょうか?」というご質問をいただきます。
結論から言うと、全部止めましょう!
膵臓は甘いものを認識しているので、インスリン抵抗性になる仕組みは天然でも人工でも同じ。
そこまでしてこれらの甘味料を使うメリットはありません。
そしてまずは、そこまでして甘い物を欲してしまう栄養状態を改善するのが近道です。
甘い物が止められない方の多くは、低血糖症を持っていたり、ミネラル不足があったり、副腎疲労があったりと、根本的に問題を抱えているケースが多いです。
今流行の糖質制限ダイエットも、単に糖質をカットするだけではなかなか上手くいきません。甘い物が止められないのは体のサインなので、それを無理にダイエットするのではなく、根本を改善してあげると良いと思います。
その人に合ったダイエットについての個別カウンセリングは、こちらからご相談くださいね。
それでは、また。