コロナウイルス(COVID-19)の感染や重症化を防ぐビタミンはこれ!
2021/01/14

おはようございます。分子栄養カウンセラーのmanaです。
日照時間が短くなり、気温や湿度が下がってくると起こりやすいウイルス感染。今日は、それを防ぐ“あるビタミン”についてのお話です。
※こちらのお写真は、2018年に訪れたアメリカのアリゾナ州にある、グランド・キャニオン国立公園の風景です。
インフルエンザもコロナも同じ
ここ最近感染者数(陽性反応が出た人数)が増えているのは、冒頭で述べた理由が関係しています。
- 日照時間の短縮 → ビタミンD濃度の低下
- 気温と湿度の低下 → ウイルスの活性化
北海道で感染者増えたのも、これで説明がつきますよね。観光客の多さであれば、沖縄だって多いはず。気候に注目するとすんなり理解ができると思います。
毎年この時期はインフルエンザが流行りますが、今年はコロナウイルスに取って代わられている様子。それもそのはず、PCR検査はインフルエンザウイルスでも陽性反応が出るから。
例年に比べてインフルエンザの罹患数が少ないのは、そういうカラクリがあるからです。(手洗いやマスクの励行が徹底されているからインフルエンザの感染者数が少ないのだと言われていますが、それよりはPCR検査の欠陥の方が大きな要因かと。)
さて、インフルエンザもCOVID-19も、どちらもウイルスなので対策方法は同じです。
今年の3月に、摂るべき栄養素のまとめを掲載しているので、まずはこちらからご覧くださいね👇
ウイルス&風邪対策!コロナ対策に効果的な免疫力アップのサプリメントと、免疫力を上げる食材
コロナウイルスにはビタミンDが大事!
さて、それでは本題です。
上の記事でも触れていますが、その中でも今回はビタミンDの重要性にフォーカスします。
数々の論文でも結果が出ていますが、コロナウイルスの感染を防ぐのもビタミンDであれば、発症を防ぐのもビタミンD。そして、重症化や死亡を防ぐのもビタミンDです。(感染と発症は異なることを覚えておきましょう。)
つまり、血中のビタミンD濃度が低い人は、
- コロナウイルスに感染しやすい
- コロナウイルスに感染したら発症しやすい
- コロナウイルスが発症した際に重症化しやすい
- コロナウイルスが重症化した際に死亡しやすい
ということ。
これらのウイルス感染とビタミンDの血中濃度の関係については、分子栄養学の知識がある方には常識中の常識。なのですが、一般の方にはまだまだ浸透していないのがもどかしいところですね。栄養療法のクリニックでは、毎年この時期にはビタミンDの注射を打つというのも定番のテクニックなのです。
例えば、こんなデータがあります。
✔️ ビタミンDの血中濃度とCOVID-19の発症率は負の相関関係がある
✔️ ビタミンDの血中濃度とCOVID-19による死亡率は負の相関関係がある
✔️ ビタミンDの血中濃度が30ng/mlを超えると、COVID-19による死亡率は0になる
✔️ COVID-19の発症後、ビタミンDのメガドースにより2〜3日で症状が完全になくなる
これを聞いて、ビタミンDを摂らない理由が見当たりませんよね。
他にもたくさん、ビタミンDとコロナウイルス(COVID-19)についての論文があります。
ご興味がある方はぜひ読んでみてください。
ビタミンDの血中濃度を知る方法
それでは、今のご自身のビタミンDの血中濃度を知る方法はあるのでしょうか。
答えは、血液検査で血清25(OH)Dの数値を見るのが最適解です。
これに関しては、健康診断では調べない項目なので、栄養療法のクリニックで採血をお願いするのがベスト。
ビタミンD濃度を上げる方法
- 日光浴
ビタミンDは、人間が体内で生成することができる数少ない栄養素です。メラニン色素量や紫外線量にもよりますが、夏場の約30分の日光浴で約700IUが生成できると言われています。この時期は、紫外線量が夏場の1/4程度になるため、生成量も減ります。また、ビタミンDを生成するUV-Bはガラスや衣服を通さないので、室内や着衣では効果がないことと、日焼け止めを付けていると生成できないことには注意が必要です。 - 食事
魚介類やキノコ類など、ビタミンDを多く含む食材を利用しましょう。魚介類にはD3が、キノコ類にはD2が含まれます。干し椎茸や切り干し大根などにも含まれますので、天日干しの乾物も賢く利用するのも良いですね。 - サプリメント
日照時間が短いこの時期には、サプリメントを利用するのがおすすめ。
ビタミンDサプリメントの摂り方やおすすめの製品については、また次回ご紹介します。
それでは、また。