プラスチック容器と婦人科系疾患の関係
2020/11/06
おはようございます。分子栄養カウンセラーのmanaです。
このブログでは今まであまり触れてこなかったのですが、これからは毒を避けるライフスタイルについても書いてみたいと思います。
今回は初回ということで、私たちの身近な食品保存容器にフォーカスしてみます。
プラスチック容器って?
作ったおかずを保存したり、お弁当箱に使われる方が多いプラスチック容器。
よくあるのはこんな感じ。
液体が漏れない工夫がされていたり、スタックできるように形が統一されていたり、空き容器を重ねることができたりと、非常に便利ですよね。冷凍からレンジ調理まで可能であったりと、どの家庭にも似たようなものはあるのではないでしょうか。
これらの多くはプラスチックでできています。
他にも、お弁当箱や市販のお弁当の容器などもそうですよね。
プラスチックの恐ろしい影響
プラスチックは内分泌攪乱物質を含んでおり、様々な悪影響をもたらします。
一時期ダイオキシンが「環境ホルモン」と騒がれたことがありましたが、それと作用は同じ。
環境ホルモンが人間のホルモンと似たような働きをしてしまい、様々な疾患を引き起こしたり、器官形成を阻害したりする作用があるのです。
具体的にはこんな作用。
✔ 発がん性
✔ ホルモン異常
この2つは広く知られているところですよね。
それ以外にも、例えばこんな作用もあります。
✔ インスリン抵抗性
✔ 腸内細菌叢の破壊
漠然と、全身症状なのではないかと思われた方、正解です。
その理由は、内分泌攪乱物質が作用するのがホルモンだから。
そもそもホルモンには、大きく分けて3種類あります。
- 性ホルモン
- 甲状腺ホルモン
- 副腎ホルモン
簡単に言うと、性ホルモンは一番有名で、女性らしさや男性らしさに関わるもの。甲状腺ホルモンは、元気の源とも言われ、代謝を司っているので体温調節やエネルギーに関わります。副腎ホルモンは、血糖調整や血圧調整、ストレスコントロールなど、体の恒常性を守る働きを行っています。
これらのホルモンに影響を与えるということは、つまり全てに影響を与えるということと同義だということがわかります。
具体的には、こんな症状の原因となることが多いです。
- 子宮がん
- 乳がん
- 子宮内膜症
- 生殖機能低下
特に多いのが婦人科系疾患。内分泌攪乱物質がエストロゲンの作用を起こしてしまうことにより、これらの病気を引き起こすのです。
プラスチックの特性
プラスチックの大きな特性として、以下のものに弱いです。
✖ 酸
✖ 熱
✖ 温度変化
✖ 傷
これらによって内分泌攪乱物質が抽出されやすくなります。
レンジで加熱したり、熱いものを入れたり、酸性の食品を入れたり傷が付いたりすると内分泌攪乱物質が溶け出て来ます。また、冷凍したり加熱したりの温度変化にも弱いです。
もしプラスチックの容器を使うのであれば、せめて以下のことを気を付けましょう。
○ そのままレンジで温めない(温め直すときには別のお皿などに移し替える)
○ 食べ物を入れる際は冷めてから入れる
○ 酸のものは入れない
○ 傷が付いたものは処分する
○ 冷凍させない
○ 保温庫を使わない
※今回は内分泌攪乱物質についてなので詳述は避けますが、今の流行りのレンジ調理は、利便性を除き、問題点しか見つかりません。これについても、また別途お話したいと思っています。
ケーススタディ
それでは、こんな人の日常はどうでしょうか?
ケース1)コンビニのお弁当をレンジで温めて食べる。
⇒ ただでさえ栄養素の少ない食品をレンジで加熱して栄養素を欠損させ、電磁波でタンパク質が変性。トランス脂肪酸や粗悪な油が加熱されてアクリルアミドが発生。多量の保存料や添加物が含まれている上に、それらが熱変性。熱されたプラスチックの容器からは内分泌攪乱物質が出る。
いかにも体に悪そうで、思った通りの悪いことばかりです。
化学物質や添加物などがてんこ盛りで、内分泌攪乱物質うんぬん以前の問題がたくさん!
ところがこの内分泌攪乱物質は、外食だけではありません。一見ヘルシーで見栄えの良い手作りお弁当にも罠があります。例えば、こんなケース。
ケース2)プラスチックコンテナを使ってレンジ調理をして、それを冷凍して保存。数日後にレンジで加熱してプラスチックのお弁当に詰めて、お昼に会社のレンジで温め直して食べる。
⇒ レンジ調理による栄養素の欠損と、電磁波によるたんぱく質の変性。繰り返されるレンジ調理や熱変性により、恐ろしいほどの環境ホルモン暴露が起こっている。
一見すると、隙間時間で作り置きをしている賢い方法のようですが、ものすごい量の内分泌攪乱物質を摂っていることになります。健康を気にして頑張って自炊をされている女性に多いケースで、若い女性の婦人科系疾患が増えているのも納得な理由です。
まとめ
内分泌攪乱物質は、
- プラスチックに含まれる
- ホルモン異常を引き起こす
- 婦人科系疾患の大きな原因になっている
- 熱や酸で有害物質が溶け出しやすい
どんなに気を付けていても、この現代社会に生きる上で、内分泌攪乱物質を0にすることは難しいです。だからこそ、見える範囲のものは安全なものに替えていくという仕組み作りが大切になってきます。
私のおすすめの食品保存容器はまた別途ご紹介したいと思います。
それでは、また。