こんばんは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日は、以前からよく登場するフラックスシードオイルについてのお話です。
油の質にこだわる理由
ハッシュタグを見ていただけるとわかりますが、油についての記事がわりと多め。
私が油にこだわる理由はいろいろありますが、三大栄養素の中で脂肪だけは、私たちが口にした脂肪酸の性質がそのまま引き継がれるからというのが大きいです。
具体的には、硬い油を摂るとその人の細胞膜も硬くなるし、炎症を起こす作用の油を多く摂れば炎症体質になるということ。結構単純ですよね?
裏を返せば、摂るものに気を配れば効果が出やすいということでもあります。(脂肪に溜まった毒のデトックスが難しいことはさておき!)
アレルギーの起こる仕組み
アレルギーは免疫疾患の一つで、花粉症やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など、出てくる症状は様々。でも要は、免疫の低下が引き起こしていることなので、根本は同じだと言えます。なので対処方法も同じです。
ではその根本って?
- 腸内環境の悪化
- 炎症体質
- 粘膜免疫の低下
ざっくり言うとこの3つです。
免疫の7割は腸にあるので、アレルギーのある方は、腸内環境も悪いことがほとんど。また、炎症があると、反応性の免疫物質や炎症物質が体内を巡るので、全身が炎症体質になります。
つまりは、免疫の正常化をして、炎症体質を治せば、アレルギーは治すことができるのです。
炎症体質から脱しよう!
2本の柱の1つである腸内環境についてはまた別途またご説明するとして、今日はもう1つの柱の炎症体質の改善について。中でも、口から摂る油にフォーカスしてみたいと思います。
体の炎症にはいろいろありますが、食事でキーになるのが炎症を抑える油であるオメガ3。
さて、ここで先ほどの理論が活きてきます👇
炎症を起こす作用の油を多く摂れば炎症体質になる |
現代人は炎症を起こす油(オメガ6)が過剰なので、炎症体質になりがち。だからこそ、意識的に炎症を抑える油(オメガ3)を摂るとバランスが取れると言われているのです。
オメガ3とは?
それでは、以前の油のお話の復習です。このテーブルを思い出してください。
飽和脂肪酸 | 中鎖脂肪酸 | ココナッツオイル、MCTオイル | |
長鎖脂肪酸 | バター、ギー、ラード、ヘット(牛脂)、鶏油 | ||
不飽和脂肪酸 | ω-9 | オリーブオイル、菜種油、米油、アボカドオイル | |
ω-6 | 大豆油、コーン油、グレープシードオイル、胡麻油 | ||
ω-3 | 亜麻仁油、魚油、荏胡麻油、紫蘇油 |
不飽和脂肪酸の中にある、ピンクでハイライトしたのがオメガ3でしたね。
具体的には、魚介類に含まれるDHAやEPA、フラックスシードオイルやエゴマ油に含まれるα-リノレン酸のこと。代表的なのは魚油ですが、植物油にもいくつかあり、亜麻仁油・荏胡麻油・紫蘇油・インカインチオイルなどがあります。
中でも、私のおすすめはフラックスシードオイル。
日本名は「亜麻仁(アマニ)油」で、こちらを聞いたことがある方も多いでしょうか。
フラックスシードオイルは、体の炎症を抑える効果のあるオメガ3の脂肪酸(α-リノレン酸)を豊富に含んでいます。オメガ3の油は他にもありますが、私が一番効果を感じて、かつ使いやすいと感じたのはフラックスシードオイルでした。
脂肪酸組成としては、フラックスシードオイルも荏胡麻油も紫蘇油も変わらず優秀。なので、フラックスシードオイル以外も試されたいのであれば、荏胡麻油や紫蘇油でももちろん構いません。
おすすめのフラックスシードオイル
一口にフラックスシードオイルと言っても、その品質はピンキリ。せっかく健康のためにいただくのであれば、きちんと選ぶことが大事になってきます。
私はこちらの製品をおすすめしています。
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この商品を選んだポイントは、
- オーガニック栽培
- 低温圧搾
- Non-GMO(非遺伝子組み換え種子)
- 現地で瓶詰されていること
- 在庫の管理が細やかであること
- 遮光性のガラス瓶入り
- 口が注ぎやすく液ダレしにくい
- 商品の桜のラベル貼りの作業を障碍者施設の方がされていること
- そして何より、お味が美味しいこと♪
いいことしかありません。
注意点としては、これはα-リノレン酸リッチな油全般に言えることですが、酸化しやすいために加熱調理には使えないことと、冷蔵庫で保存し早めに食べ切るべしということ。これはどれを買っても同じに注意が必要です。
上でご紹介したのは185g入りですが、大きな275g入りもあります。
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油は酸化が怖いので、基本的には小さなボトルを買うのがおすすめですが、1ヶ月で1本使い切れるようであれば、こちらの方がお買い得になっています。ご自身の消費ペースト相談しながらサイズを決めてみてください。
また、それぞれのサイズで、3本セットや5本セットもあるので、まとめ買いして大事な人に差し上げたりにも重宝します。我が家も実家の両親に渡したりして、周りの健康増進にも一役買ってくれています。
おすすめレシピ
特に決まりはありませんが、冷たいお料理にかけていただくのが良いとされています。
もちろん、そのままスプーンで食べても良いのですが、油なので、お食事と一緒にいただく方が吸収は高まります。
私は和え物やサラダのドレッシングとして使うことが多くて、一番おすすめのレシピはこちら。
レモンとパクチーでデトックスができ、ぬちまーすでミネラル補給できます。
他にも、こんな風に使うこともできます。
牛肉では食べられなくなったユッケをマグロで。たんぱく質も摂れて、食欲がない夏場にもおすすめ。お好みで、タレにもフラックスシードオイルを混ぜてもOK。
マリネ液に使うのも好き。
梅の殺菌効果や抗菌作用もあり。真鯛やイワシなど、お好きなお刺身で作っても良いですね。
ジェノベーゼソースやオニオンソースなどに加えるとバリエーションが広がります。
普通のオリーブオイルで作ったときのように、うっかり加熱しないようにだけはご注意くださいね。
ドレッシング系はバリエーションがたくさんありすぎるので、1つだけご紹介。
甘めのトマトと相性が良いレシピ。多めに作ってレタスなどにかけるのも美味しいです。
最後に
油の重要性についてはもっともっと訴えたいところですが、とりあえず、油を変えると脳が変わり、体質も変わります。わりとすぐです。
お魚を食べる頻度を増やしたり、オメガ6やトランス脂肪酸を控え、オメガ3の油や中鎖脂肪酸を利用することで、炎症体質が改善されますので、ぜひ試してみてください。
「油を変えると人生が変わる」と言っても過言ではありません!
油の摂り方については、以前書いている記事があります。3記事が油全般について。
中鎖脂肪酸については最近更新中ですが、この2記事があります。
もちろん、アレルギーには油だけでなく、腸内環境の改善なども併せて心掛けると相乗効果がありますので、これについてはまた今度お話することにします。
それぞれのライフスタイルに合わせた、ベストな油の選び方や摂り方について、個別カウンセリングも行っています。
無理なく、ご自分に合った体質改善をされたい方は、分子栄養カウンセラーにご相談くださいね。
お問い合わせはこちらのお問い合わせページよりお願いいたします。
それでは、また。