疲れやすいその症状、副腎疲労かも?
2020/11/28

おはようございます。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日は、現代人に増えている副腎疲労についてのお話です。
※2018年に訪れた、ハワイのハレクラニのプライベートビーチでのお写真です。こんなところで毎日過ごしていたら、副腎疲労なんて関係なくなっちゃうなぁと思う場所1位♪
こんな症状、ありませんか?
疲れやすいなぁと感じている方、こんな症状はありませんか?
朝起きられない、起きるのが辛い
とにかく疲れやすい、いつも疲れている
寝ても疲れが取れない
朝は元気がないけれど、夕方から元気になる
QOLが低下した
体力、気力の低下を感じる
やっとの思いで毎日を過ごしている
同じことをするのに以前の何倍も大変になった
全てのことが億劫に感じる
以前は楽しかったこともワクワクしない
何をしても楽しくない
イライラすることが増えた
ストレスに対処できなくなった
性欲が低下した
うつ病や適応障害と診断されている
物忘れがひどくなった
考えがまとまらない、決断力がなくなった
我慢が出来なくなった、怒りやすくなった
立ちくらみがする
ベッドや椅子から立ち上がるときにクラクラする
花粉症、アレルギーがひどい
PMSや生理痛がひどくなった
怪我や病気の治りが遅くなった
食事を抜くと体調が悪くなる
コーヒーやチョコレート、甘いものが欠かせない
タバコが手放せない
これらは副腎疲労の症状です。
初めて聞いたときには、“現代人で副腎疲労がない人っているのかな?”と思ってしまったのは私だけではないはず。実際、現代人に増えている病気です。
お気付きかもしれませんが、うつの症状や低血糖の症状とよく似ていますよね?もしかしたら、うつと判断された方も副腎疲労の可能性が高いです。
副腎疲労の症状は多岐に渡るので、他にはこんな症状もあります。
腹部膨満感
睡眠障害
筋肉痛
肩こり、腰痛
睡眠障害と副腎疲労にどんな関係があるのかと思われるかもしれませんが、その仕組みは次の項目でご説明します。
副腎って?
副腎は、それぞれの腎臓の上に位置するピラミッド型の臓器です。
直径3cmと小さい臓器ながら、脳からの指令に応じて様々なホルモンを分泌し、生体を維持する重要な役割を果たしています。
例えば、コルチゾール、アルドステロン、プロゲステロン、エストロゲン、DHEA、アドレナリン、ノルアドレナリン、これらは副腎から分泌されています。中でもコルチゾルなどの血糖値を上げるホルモンを分泌しているので、副腎が疲弊すると糖新生での血糖調整ができなくなり、低血糖になるのです。
上に挙げた副腎疲労とは、長年のストレスが積み重なり、副腎から出るホルモンが低下してくる病態のこと。ホルモンが関わっているから、全身症状として現れてくるわけなのですね。
副腎疲労の診断
副腎疲労は、唾液中のコルチゾール濃度測定によって診断することができます。
副腎ホルモンであるコルチゾールの分泌量が低下していれば、副腎疲労になっていると判断できるのです。
ただし、一般の病院では副腎疲労の判断をすることができません。というのも、そもそも副腎疲労という概念がなく、副腎不全の段階にまでならないと病名が付かないのです。
健康診断でオールAだけれども、疲れやすい・アレルギーがひどい・朝起きられない、などの症状がある方は多いですよね。
これこそが一般の医療の限界と言いましょうか。こういう健康診断で見落とされる、いわゆる「未病」と言われる不調をしっかりと拾い上げるのが分子栄養学の強みだと私は思っています。
病名の付かない不調や、不定愁訴や自律神経失調症で片付けられてしまう症状にフォーカスし、対処することで、本当の病気になるのを食い止めてくれるのです。ここらへんが、分子栄養学が「予防医学」と言われる所以でもあります。
また、唾液中のコルチゾール濃度測定以外では、瞳孔の収縮や血圧による簡易的な判断もできます。
瞳孔が収縮するまでの時間が長かったり、起立性低血圧があれば、副腎疲労である可能性が高いと言えます。
いずれにしても、診断は分子栄養学を専門にされているクリニックでご相談されるのが良いでしょうね。
副腎疲労の原因
それでは、副腎疲労の原因は何なのでしょうか?
答えはこちらです。
ストレス
栄養失調
アレルギー
炎症
化学物質や重金属
生活習慣
どれも一言で言うと簡単ですが、一つ一つ広げると様々なものが挙げられます。
例えば「炎症」一つ取っても、奥が深いです。風邪や怪我なども代表的な炎症ですが、ここではもっと慢性的な炎症を指しています。
上咽頭炎や口腔内根尖病巣、腸内の炎症やピロリ菌の感染、肝機能障害など、一見すると副腎疲労とは関係がなさそうなところの炎症が原因になっているケースが多いのです。
原因の特定には、血液検査や有機酸検査、毛髪検査の結果だけでなく、生活習慣や食生活に関するインタビュー、細かな症状チェックなどが欠かせません。そこで、栄養療法のクリニックやカウンセラーが必要になってくるわけです。
それでは、これらの原因を特定しないまでも、ケアするためにはどうしたら良いのでしょうか?
一般的な副腎疲労のケア方法については長くなるので、また次回お話することにします。
個別のご相談は、個別カウンセリングにてお問い合わせくださいね。
それでは、また。