*2017.12*パリ旅行 ~年越しヨーロッパ~ 2日目 – ルーヴル美術館で美術鑑賞

   

年末年始のヨーロッパ旅行記、2日目の第2部です。
(お写真がたくさんになりそうで、4部に分けて書いています。)

2日目の第1部は、こちらの記事をご覧くださいね。

*2017.12*パリ旅行 ~年越しヨーロッパ~ 2日目 – Cafe des Angesでモーニングと、レストランで役立つフランス語

朝食を食べたら、お次は念願のルーヴル美術館へ。タクシーで移動しました。

 

絶対来たかった、ルーヴル美術館で美術鑑賞

 

 

私たちがパリを訪れるのにあたり、ルーヴル美術館は絶対外したくないポイントの1つでした。
ゆっくり観たかったので、1日フリーの2日目に組み込みました。

 

チケット入手

ホテルでチケットを買うこともできましたが、とりあえず現地へ行ってみたところ・・・チケットを持っていない人の入口が長蛇の列。これはちょっと計算外でした。

寒い中で、4~50分は待ったでしょうか。風も強かったので、凍えそうな気がしました。
これなら確かに、チケットを事前に買って行った方が良いかもしれませんが、チケットを持っている人の入口も結構並んでいたので、そんなに大きくは変わらないようにも見えました。

 

そうなのです。てっきりこの列はチケットを買う列なのかと思いきや、入ってみたらそうではなく、セキュリティチェックのための列でした。チケットを持っている人と持っていない人とで、単に入口が分かれているイメージでしょうか。

パリでのテロの後から、こういった美術館などでのセキュリティチェックが厳しくなったようです。ボディチェックと手荷物検査があって、さながら空港の出入国みたいな感じ。

 

チェックをパスして、やっと、ルーヴル・ピラミッドの中に入れました。

『ワンダーウーマン』で観たルーヴル・ピラミッドの中にいることに、何だか感激。

 

ピラミッドの中から、ルーヴル美術館を眺めます。

 

小さなピラミッドも見えますね。

 

 

セキュリティをパスして中に入ったら、今度はチケット売り場です。
有人の窓口はここでも少し並ぶので、空いている無人の券売機で購入しました。

別の窓口で売っている「ミュージアムパス」も検討しましたが、2日間通しでのチケットがミニマムなので、途中でロンドンに行く私たちにはイマイチお得感がなく、結局それぞれその場でチケットを買うことにしました。

 

売店でお水も購入。同じ売店が2箇所にあります。

この売店がまた長蛇の列で、結構待ちました。

お水は2種類あり、観光地価格です。サンドイッチやドーナッツなどの軽食もありました。
さほど種類がないので、これならPaulの方が良さそうだと思いますが、Paulもかなり混んでいるので、食事は済ませてくるのがベストでしょうか。

 

PARIS TIPS

この「ミュージアムパス」は、美術館巡りのフリーパスチケットみたいなもので、それぞれのチケットを個別に買うよりもかなりお得になっています。

ルーヴル美術館・オルセー美術館・オランジュリー美術館・ピカソ美術館・ポンピドゥーセンターなど、メジャーな美術館は全てカバーされているし、凱旋門やヴェルサイユ宮殿などの有名観光スポットもちょこちょこ含まれているので、2日以上観光される方はこちらを購入するのが良いかもしれません。

これがあると、チケット売り場に並ばなくて良かったりと、入場もスムースだったりもするみたい。

 

ただし、2日・4日・6日の通しのチケットなので、観光が2日以上にならないとあまりお得感はないかもしれません。というのも、1日で回れる箇所ってそんなにたくさんないと思うので、1日では元は取れないという印象です。

例えば、公式サイトでの2日間ミュージアムパスが48€。一方のルーヴル美術館の入館料は15€で、オランジュリー美術館の入館料は9€、オルセー美術館とオランジュリー美術館のセット入館料なら16€となっています。(2018年3月時点です。)

1日で3つの美術館を回ったとしても、個別に払っても31€です。これに頑張って凱旋門まで行っても、プラス12€で43€といったところ。
わりと駆け足で観ても、ルーヴル美術館は半日ぐらいはかかってしまうので、1日で数箇所も回るのは難しいと感じました。移動や食事の時間もありますし、これを1日で活用できるプランって、かなりハードなのではないでしょうか。

 

いろんなガイドブックやサイトなどで、このミュージアムパスをおすすめされているのを見かけるのですが、2日以上観光されない場合には、個別にチケットを購入する方がおすすめです。

ミュージアムパスのメリットである“入場のスムースさ”についても、チケット購入の行列よりも、セキュリティの行列の方がボトルネックになっていて、チケットを持っていようがいまいが、並ぶときは並ぶような気がします。

私たちが行った美術館では、チケットの購入のために並んだ時間はほぼないと言っていい程度でした。
もちろん、時期やタイミングにもよるのかもしれませんが、スムースな入場のためにミュージアムパスを買う必要はないと感じます。

個人的には、気軽に使えるワンデーパスがあったらいいのになぁと思いました。

 

いよいよルーヴル美術館の中へ

さて、準備が整ったので、いよいよ中に入りました。
ルーヴル美術館は、ドゥノン翼とリシュリューとシュリーに分かれており、私たちはまず、ドゥノン翼から回ることにしました。

中で繋がっているので、各翼を行ったり来たりもしています。

 

いろいろと有名な作品はありますが、まずは彫刻のエリアから。

 

1体でもあったら圧巻と思うような見事な彫刻が、たくさん並んでいます。
どれもこれも、囲いや柵などもなく、ケースにも入っておらずに飾られています。

 

 

ギリシャの彫刻は力強いし、フランスの彫刻は優美さがあり、雰囲気の違いも面白いですね。
これらが紀元前や500年前とかにあったことを思うと、感嘆してしまいます。

 

エジプトのエリアです。

 

 

石棺やスフィンクス、アメンホテプ3世の巨像の足など、ダイナミックなものがたくさんありました。

 

それから、イスラムのエリア。

 

ちょっと雰囲気が変わって、食器や小物などもたくさんありました。
トルコっぽい鮮やかな色遣いと模様が美しくて、西洋の美術品にはなかったオリエンタルな印象。

 

お部屋とお部屋を繋いでいる柱やドアも、見事な彫刻が施されています。

天井までの高い柱、どうやって彫ったのでしょうか。

 

さて、ここからは絵画です。

ドラクロワなどの名画がズラリと飾られているお部屋です。ここは、何だか好きな絵がいっぱい!

絵に近寄って、筆の細かなタッチまでじっくり味わったり、はたまた、遠くから大きな絵を捉えるように眺めたり、思い思いの楽しみ方で自由に鑑賞できるのが良いところ。

中央に椅子があるので、そこに座ってボーッと眺めたりもできます。

 

何度も見て、つい見入ってしまった作品。

ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』です。
教科書にも必ずと言っていいほど載っているので、見たことある方も多いと思います。

ここには大好きなドラクロワの絵がたくさんあって、何時間でもいられそうでした。

 

天井まで、見事な壁画が描かれています。

 

天井だから、近寄って見ることはできませんが、とにかく美しいの一言に尽きました。

 

 

こちらはラファエロの『聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ』。
思っていたよりもずっと柔らかな絵画で、本物を見て好きになりました。

 

 

そして、何と言っても外せない、こちら。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』。

他の絵画には一切カバーも柵もないのに、『モナ・リザ』だけは厳重な警備です。
ガラスケースに入れられて、セキュリティの人がたくさん立っていました。

 

柵が設けられている上に、さらにテープで入れないようになっていて、近くでは見られません。
数メートル離れて鑑賞するという感じで、じっくり味わうことはできませんでした。

すごい人だかりで、正面のポジションにはなかなか行けない状態。
立っていると押されて、ちょっと危ない感じだったので、斜めから見て終わりにしました。

 

実際の雰囲気はこんな感じです。

見てみると、思っていたよりも小さくて、ちょっと意外でした。

他にも素晴らしい絵画がたくさんあるので、正直なところ、『モナ・リザ』よりも感動する絵がたくさんあったように思いました。『モナ・リザ』ももっとじっくり見ることができれば、また違う感想になったのかもしれません。

 

 

それから、個人的に圧巻だった絵画がこちら。

ジャック=ルイ・ダヴィッドの『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』です。

驚くほど大きな絵で、描かれている人々が、本物の人と同じぐらいの大きさ。
歴史の瞬間を切り取ったような絵画で、人々の様子が生き生きと描かれています。

まだカメラがなかった時代には、こうして画家たちが大事な場面の記録をすることもあったかなぁと、主人と話しながら鑑賞しました。

 

ロココの絵画も私は好きです。

サー・ヘンリー・レイバーン、イギリスのロマン主義の画家です。
描かれている子供たちがとにかく可愛らしくて、天使みたいです。

 

と、絵画はこんな感じでしょうか。

 

 

窓からは、建物の外に飾られている彫刻も見えます。(いいお天気♪)

雨や風に吹きさらしになっているのが気になってしまいます。

せっかくの立派な彫刻なのに、劣化などは大丈夫なのでしょうか?
日本だったら、大事大事にカバーをかけたりしそうなところですが、こちらでは普通に野ざらしになっているところがすごいですね。芸術が身近にあるのがヨーロッパの素敵なところでもあります。

 

最後にまた、彫刻のところに戻ってきました。

 

せっかくルーヴル美術館に来たのなら、絶対見ておきたかったのがこちら。

『サモトラケのニケ』

スポーツ用品メーカーのNIKEの語源にもなったと、随分前に主人から教えてもらったことを思い出します。まさか、本物を見ることができるなんて~!

この彫像の正しい解釈はわかりませんが、「勝利の女神」の象徴ということで縁起がいいですね。
思ったよりもずっとずっと大きくて、力強くて、全体をしっかり見るには、バルコニーから見るのがおすすめです。

 

余談ですが、後ろに回ると、結構埃が溜まっていて、キレイ好きの主人はちょっとげんなり。
こういうところは、日本の美術館はお手入れが行き届いているので、フランスも見習ってほしいなぁと思います。

 

最後に、もう1つ。

『ミロのヴィーナス』

こちらも絶対に見たいと思っていた作品です。
女性だけれども筋肉質で、本来の美しさってこういうものなのかもしれないと思います。

腕はどんな風なポーズを取っていたのかしら?と、誰も答えを知らない想像をついしたくなります。

 

後ろにも回れるので、360℃どの角度からも見ることができます。

このヴィーナスも、ニケにも通じる力強さを感じました。
時代によって美しさの基準は遷ろうものですが、こういう原点にも近い美しさは不変かもしれません。

 

ちなみにここも、結構日が差し込んでいるのですが、カーテンとかもなく、そのまま。
直射日光がヴィーナスを照らしていて、作品が傷んだりしないのかなぁと、ちょっぴり気になってしまう私たちなのでした。

 

 

見終えての感想

やや駆け足ではありましたが、さほど時間を気にせずに全体を見ることができて、何だか心が洗われました。まだまだもっとゆっくり見たいところはありましたが、とても満足です。

数年分の芸術鑑賞をしたような気持ちになるほど充実していて、世界トップクラスの美術館というのも納得です。歴史のあるものばかりだったので、リアルで西洋史のおさらいをしたかのような感じでもあり、壮大な時間の流れの上に現代があることを改めて感じました。

西洋史は、キリスト教と切っても切り離せないので、美術作品も宗教的な要素が多いですね。

今この世にある芸術作品も、いつかは歴史となってここに加わる日が来るのでしょうか。
後から価値が高まったりする作品も多々あるので、そういうところも含めて、芸術って面白くもあり、不確かなものでもあり、一周回ってやっぱり面白いなぁと思います。

 

ルーヴル美術館には、学校の先生に連れられているようなパリの子供たちの集団がチラホラいました。みんなどの子も真剣な顔で見ていて、ふざけて走り回ったりする子はいませんでした。

パリの美術館は、18歳未満は無料となっているところばかりで、こういう本物に触れる機会が多いのが素晴らしいなぁと感じます。やはり、こういう一流の芸術作品が特別なものではなく、身近にあるというのはいいですね。

私も、小学校の美術の授業でルーヴル美術館なんて、行ってみたかったなぁ♪

 

 

と、こんな感じですっかり満足して、次の目的地に向かうことにしました。
ちょっと時間が押してしまったので、一旦ホテルには戻らず、そのまま行くことに。

せっかくだから、入るときとは反対の出口から出てみました。
アップルやマクドナルドがある、ショッピングセンター側の出入り口です。

確かにここの入口はわりと空いていたので、正面玄関から入らず、こちらから並ぶのもいいかもしれません。でもせっかくならば、ルーヴル・ピラミッドから入りたい気もしてしまいます(笑)

 

ルーヴル宮のすぐ横にある、チュイルリー公園

美しい庭園が有名ですが、あまり見る時間がなく、移動となりました。
今度来るときには、こちらもゆっくり見られたらいいなぁと思いました。

この近くには、オランジュリー美術館やジュ・ドゥ・ポム美術館、コンコルド広場など、有名スポットがたくさんあるので、同じ日にこのエリアを回るのも効率的かもしれません。

 

私たちはこの後、パリ郊外のあの宮殿へ向かいます。
この続きは、2日目の第3部に書いていきたいと思います。つづく。

 

 

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