整体に通っても肩こりが良くならない人へ

   

こんにちは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日は肩こりや腰痛、首の張りについてのお話をしてみたいと思います。

 

 

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整体に通っても肩こりが良くならないというお悩み

日本人にとても多いお悩みの一つが肩こりや腰痛。定期的に整体やマッサージに通われている方も多いですよね。

かく言う私も、会社員時代は週に2回ほど整体やマッサージに通っていました。
でも、行って施術を受けて「楽になった〜!」と思うのは一瞬で、お家に帰る頃にはまた凝っていることもしばしば。少なくとも、翌朝にはまた肩が凝っていて、すぐにマッサージに行きたいと思う日々でした。

「どうしたら肩こりが治るのか?」というよりも、(当時は肩こりは治らない前提で)「どうしたら整体の効果が長持ちさせられるのか?」という悩みを解決すべく、ありとあらゆることを試してきました。

フィジカル面では全方位網羅したと思うほどいろいろな方法を試してみて、行き着いた答えが分子栄養学にあったのです。同じお悩みを抱える方の参考になればと、書いてみたいと思います。

 

こんなお悩みありませんか?

皆さんは、こんなお悩みはないでしょうか?

✔️ いつも肩こりがひどい
✔️ 首の張りが強くて頭痛までしてくる
✔️ 頭痛持ち
✔️ マッサージしてもまたすぐに凝る
✔️ 通えるなら毎日マッサージに行きたい
✔️ 整体でいつも硬さに驚かれる
✔️ 朝起きると肩が張って首が痛い
✔️ 肩こりがひどくて吐き気がある
✔️ ソフトタッチのマッサージでは全然効かない
✔️ エステよりもゴリゴリのマッサージが効く
✔️ 整体で強さの加減はいつも「強め」希望
✔️ 肩こりが気になって気付くと自分で揉んでいる
✔️ 頭皮が硬くて固まっている
✔️ 食いしばりがひどい
✔️ 下顎が凝って咬筋がガチガチになっている

実はこれ、全て私の症状でした。(自分の症状を書いているから具体的。)
ここでは肩こりや首こりで例を出してみましたが、腰痛や歯軋り、腕や足の痛みなども同じことが言えます。

さて、これらの症状が整体で治らない理由は何なのでしょうか?次で解説してみます。

 

マッサージしても肩が凝る理由

マッサージしても肩こりが治らない理由、その答えは夜間低血糖です。
夜間低血糖とは、その名の通り夜間(睡眠中)に起こる低血糖症状のことで、肩こり以外にこんな症状があります。

  • 歯軋り
  • 寝汗
  • 悪夢
  • 中途覚醒
  • 起床時の頭痛
  • 顎の痛み
  • 睡眠の質の低下
  • 午後3時ぐらいにだるさや眠気がある

低血糖症状はこのブログではお馴染みですが、それが寝ている間に起こると考えるとわかりやすいでしょうか。

血糖値の安定は万物に通ず?その理由を解説してみました

寝ている間に起こるので、自覚症状が持ちにくく、すぐに対策ができないのが特徴の一つ。そのため、気付かずに長期に渡って起こっていることも多いです。

 

夜間低血糖の起こる仕組み

夜間低血糖についてはいずれ記事にしようと思っていますが、こんな順番で起こります。

  1. 血糖値が下がる ⇒ 生命の危機!
  2. お食事での補給がない ⇒ 血糖値を上げられない
  3. 血糖値を上げようとコルチゾルやアドレナリンなどのカテコラミンが分泌
  4. 交感神経が優位になり、過緊張状態
  5. 中途覚醒や悪夢、歯軋りなどが起こる
  6. 朝起きると疲れている

寝ている間に一晩中、全力で綱引きをしていたと思ってください。
想像しただけで、さぞかし疲れるだろうなぁと思いますよね?夜間低血糖はそんな状態。

一晩中、全力で綱引きをしていたら、食いしばって顎も痛いし、肩も凝るし、首も痛いし、全身の疲労感があるのも納得です。朝起きた時点で、すでに運動会を1日終えた状態なわけですから。

 

低血糖症状があれば夜間低血糖もある

実は、この夜間低血糖の仕組みにはさらに続きがあります。

  1. 血糖値が下がる ⇒ 生命の危機!
  2. お食事での補給がない ⇒ 血糖値を上げられない
  3. 血糖値を上げようとコルチゾルやアドレナリンなどのカテコラミンが分泌
  4. 交感神経が優位になり、過緊張状態
  5. 中途覚醒や悪夢、歯軋りなどが起こる
  6. 朝起きると疲れている
  7. 寝ている間にコルチゾルを使い果たす
  8. 昼間の血糖値の維持ができない

そうなのです。夜間低血糖と昼間の低血糖は繋がっているのです。

そのため、昼間の低血糖症状があると、夜間低血糖は間違いなくあると言って良いですし、その逆もまた然り。夜間低血糖がある方は、昼間の低血糖も漏れなくあります。

 

低血糖があると何が良くないのか

低血糖があると、鬱症状や気分の落ち込みも起こりますし、不定愁訴のほとんどは低血糖から来ていると言って良いほど。メンタル症状のほとんどが、低血糖症状に帰結しています。

また、長期化すると中性脂肪値の低下などにも繋がり、副腎疲労や甲状腺機能低下症の原因にも。エンジンのかからない体質になりますので、太りやすくなったり、元気が出なかったり、疲れやすくなったりと、一言で言うと、老化しやすくなるのです。

人は誰でも老化するので、体力の低下や体重の増加など、全て「歳のせい」で片付けがち。
ですが、案外理由は年齢のせいではなく、エネルギー不足によるものだったりするかもしれません。自分のエネルギー状態を見極めることが大切ですね。

血糖値の安定は万物に通ず?その理由を解説してみました

詳しいことは以前こちらの記事にありますので、ご興味あればどうぞ。

 

マッサージで治らない肩こりを治す方法

整体で治らない肩こりは、夜間低血糖が大きな原因の可能性があることは上でお話ししました。
では、それを治すにはどうしたら良いのでしょうか?

答えはもちろん、夜間低血糖を治すこと、になります。
さらに言うと、夜間低血糖と昼間の低血糖は繋がっているので、低血糖症そのものを治すことも肩こりの治療の大きなポイントとなることもわかっていただけるでしょうか。

 

夜間低血糖を防ぐ

復習になりますが、低血糖症の唯一にして最大のケアは補食です。

今日からできる低血糖ケア♪補食の極意まとめ

補食については、こちらの記事で解説しています。

そして、夜間低血糖を防ぐには、寝る前の補食が大切になってきます。
何をどのぐらい食べたら良いかは個人差がありますので、食べる内容や量を変えながら、体感で判断することがまず一歩。

試した上で、ご自身の血液データやお食事内容と照らし合わせて最適化してもらえる、分子栄養カウンセリングを受けてみるのも良いかと思います。私は、MCTオイルを入れたスープや蜂蜜を入れたレモネードなども利用しています。

 

整体は無駄ではない!

ここまで読んで、マッサージは意味がないのではないかと思われた方もいらっしゃるでしょうか。
結論から言うと、マッサージを受けることは大いに意味があります

低血糖があると整体だけでは良くならないことが多いのは事実ですが、肩こりがある方は自律神経の過緊張があるので、マッサージなど人の手で触れてほぐすことは非常に効果的。

というのも、一旦過緊張になってしまった自律神経はなかなかすぐには戻らないから。整体やマッサージなど、リラックスを助けるものがあると早いというわけです。

やはり理想は、整体を受けつつ、低血糖ケアを行い、特に夜間低血糖が起こらない工夫をした上で、自律神経の過緊張を抑えること。外側からと内側からの二本立てで行うのが効率的です。

 

フィジカルのアプローチ

外側からのケアの目的の1つは、自律神経のメンテナンス。マッサージ以外に、こんなものもリラックスには効果があります。

  • アロマオイル
  • CBDオイル
  • マインドフルネス
  • ヨガ
  • カフェインフリー生活
  • ハーブティ
  • ぬるめの入浴
  • 間接照明
  • 呼吸法

そして、体の使い方を正しくすることも必要です。

  • 運動(筋トレ)
  • 正しい姿勢や歩き方の習得
  • セルフマッサージやほぐし
  • ストレッチ
  • ピラティス

マッサージに週に1日行ったとしても、残りの6日間を変な姿勢で過ごしていると、体はすぐに戻ってしまいます。正しい体の使い方を身に付けて、背骨や胸椎を自在に動かせるようになることも非常に大切です。

自律神経のメンテナンスについてやフィジカルのアプローチについては、いずれ詳しく記事にまとめたいと思います。

 

今日のまとめ

それでは最後に今日のまとめです。

  • 治らない肩こりの原因は夜間低血糖の可能性
  • マッサージや整体は自律神経の過緊張に効果あり
  • 根本治療したければ低血糖ケアがおすすめ
  • 低血糖ケアには補食が一番
  • マッサージ(外側から)と低血糖ケア(内側から)の二本立てが効率的
  • フィジカルのアプローチにもバリエーションあり

 

あなたに合わせたボディメンテナンス方法や補食については、個別カウンセリングよりご相談をお受けしています。お問い合わせページよりメッセージをお願いいたします。

 

それでは、また。

 

 

 

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