糖質制限ダイエットが向かない人

      2020/11/20

おはようございます。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日は糖質制限食(ローカーボダイエット)のお話です。

 

※10月の沖縄旅行で泊まったハレクラニ沖縄のメインダイニング「SHIROUX」のお料理です。イノベーティブなので、お料理名は「本部牛 ゴーヤチャンプル」。

 

糖質制限食について

数年前から流行り始めた糖質制限ダイエット。
やってみると、パフォーマンスが上がったり、体重が一気に落ちたりしてなかなか効果もあるし、糖質以外を気にしなくて良いので、カロリー制限に比べて気持ち的な負担も少ないのがいいところですよね。

現代の食生活では糖質の過剰摂取になっているケースが多いので、“糖質を控える”という意識を持つことは良いことだと私も考えています。糖質の代わりにタンパク質や脂質の摂取が増えるのもいいところだったりします。

その一方で、糖質制限で体調を崩す方が一定数いらっしゃることも確かです。糖質制限を成功させるコツは改めてご紹介することにして、今回は糖質制限が向かない人について解説したいと思います。

 

糖質制限が向かない人

糖質制限を始める前に、自分が糖質制限が向くかどうかを確認してから始めると良いでしょう。
また、始めてみて体調が思わしくなかったり、パフォーマンスが下がったりする場合にも、以下のポイントを確認することをおすすめします。

  1. 副腎疲労がある
  2. 低血糖症がある
  3. 肝機能が低下している
  4. 筋肉が少ない
  5. 消化能力が低い
  6. 有酸素運動をする

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1.副腎疲労がある

副腎疲労があると、血糖値を保つホルモンであるコルチゾルやアドレナリンが出ない状態。糖質制限中のエネルギー産生は、糖新生というシステムによって行われますが、その糖新生を行うのは副腎からのホルモンがあってこそ。ということは、副腎疲労があると糖新生が行われないので、エネルギー不足になってしまうのです。

2.低血糖症がある

糖新生は、簡単に言うと、肝臓や筋肉に貯蓄したグリコーゲンを切り崩してエネルギーに換える方法。お食事からの糖がなくなると、この糖新生で血糖値を一定に保つような仕組みになっています。低血糖症の人は、この糖新生がうまくできないので、お食事からの糖がないと低血糖を起こしてしまいます。

3.肝機能が低下している

2.の低血糖症の場合と理論は同じです。この糖新生は肝臓で行われるので、肝機能が低下していると糖新生がうまく行われずエネルギーを作れなくなります。脂肪肝などがあると、そもそものグリコーゲンの貯蓄もできないという問題もあるのです。また、ケトン体も肝臓で作られるので、肝機能の低下ではそれも望めず、エネルギー不足になります。

4.筋肉が少ない

2.の低血糖症の場合と同じ仕組みで、筋肉が少ないと、必然的に筋肉に貯蓄されているグリコーゲンも少なくなります。切り崩すエネルギーが少ないので、パワーが出ないのも納得ですよね。

5.消化能力が低い

糖質の代わりに摂取するタンパク質や脂質を消化吸収することができないので、大事なエネルギー源が減ってしまいます。また、未消化のタンパク質は腸内環境を荒らす原因となり、アレルギー体質などの悪循環を招くのです。

6.有酸素運動をする

有酸素運動のエネルギー源は糖質です。理論上は、ケトン体でエネルギー産生ができるので良さそうにも思えるのですが・・・実験結果によれば、やはり良質の糖を上手なタイミングで入れる方が有酸素運動でのパフォーマンスは高まるのだそう。

 

これらの1~5を全てクリアしているのは、とにかく健康な人

例えば、痩せ型の女性で、ランチの後の眠気がひどくて、甘い物やコーヒーが欠かせないタイプには糖質制限は向かない可能性が高いです。一方で、筋肉質な男性で、お昼からカツ丼を食べるような元気なタイプには糖質制限が向いているかもしれません。

ただ、一見元気に見えても、交感神経優位で動いている場合には副腎疲労がある可能性もありますので、ご注意くださいね。

 

まとめ

糖質制限が向くかどうかは、糖以外でエネルギーを作ることができるかどうか、です。ご自身のタイプを正しく見極めて、自分に合った食事法を取り入れましょう。

これらの糖質制限が向かない人のお食事については、また別途お話したいと思います。良質な糖を適量入れたり、その摂取タイミングにも気を配る必要があります。

その人それぞれに合った糖質の摂り方については、個別カウンセリングにてお受けしています。

 

それでは、また。

 

 

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