こんばんは。分子栄養カウンセラーのmanaです。
今日は自己免疫疾患の一つ、花粉症の具体的なケアについてのお話です。
(※こちらは私たち夫婦が年2回伺うほどお気に入りの、台北の沐蘭SPAのダブルVIPルーム。台湾にはスギ花粉がないので、この時期は台湾に避難するのも一つ♪)
花粉症ケア7選
子供の頃から花粉症で、年が明けるとお薬を飲み始めるという生活を送っていた私。
シーズン本番になると、喉の痒みや鼻づまりで夜も眠れないほどでしたが、今ではお薬を飲まなくても大丈夫になりました。
そんな私が実践して、効果を感じたことについて書いてみたいと思います。
良いと言われるものはほぼ試しましたが、中でも特に効果があったのは、この7つ。
- フラックスシードオイル
- 鼻うがい(ハナクリーン&サーレ)
- ナイアシン
- ビタミンD
- プロバイオティクス
- リポソーム化ビタミンC
- グルテンフリー・カゼインフリー・シュガーフリー
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.フラックスシードオイル
こちらの記事でご紹介したフラックスシードオイル。
炎症体質の改善ができ、私が最も効果を感じたものの一つです。
上の記事では、アレルギーの起きる仕組みや口にした脂肪酸がどう影響するかについても書いています。
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2.鼻うがい(ハナクリーン&サーレ)
こちらの記事でご紹介した鼻うがい。
上咽頭炎の改善に大きく貢献してくれており、花粉症にもウイルス対策にもおすすめ。
上咽頭は、腸に次いで免疫がたくさん存在するところ。
つまり、上咽頭炎が治ると、免疫の正常化に繋がるのは自明ですね。
ハナクリーンS ハンディタイプ 鼻洗浄(鼻うがい) 150ml 日本製
サーレS50回分 ハナクリーン・鼻洗浄(鼻うがい)用洗浄剤 日本製
3.ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一種で、ビタミンB3のこと。
レバーやナッツなどに多く含まれますが、ここではサプリメントを利用しています。その狙いは「ナイアシンフラッシュ」。
ナイアシンフラッシュは、ナイアシンを飲むことで血管が拡張されて血流が良くなり、ヒスタミンが放出されることで、一時的にアレルギーのような症状が起こります。
例えばこんな感じ👇
✔ かゆみ
✔ ピリピリ感
✔ 発疹
✔ ほてり
✔ 紅潮
✔ 発汗
蕁麻疹のような感じで、初めてのときにはかなりびっくりしますが、正しい反応なので心配は不要。むしろ、過剰なヒスタミンの遊離性が高まり、アレルギー症状が和らぐのがポイントです。また、この症状は30分から1時間ぐらいで治まり、その後にはリラックス効果もあるので、朝よりは夜寝る前に使うのがおすすめ。
ただし、使うのはナイアシンそのもの(ニコチン酸)であって、ナイアシンアミドではないというところは注意が必要。ナイアシンアミドではナイアシンフラッシュは起こらないし、肝臓に負担がかかります。
Nature’s Way, ナイアシン、ビタミンB3、100mg、100粒
私は100mgから始めて、2~300mgぐらいでもまだナイアシンフラッシュが起こります。主人は1500mgぐらいで起こるので、1錠が500mgのタイプを利用しています。初めての方は、100mgから試されると良いかと思います。
❁iHerbでは、ナイアシンで検索すると類似商品を見つけられます。ただし、ここにはナイアシンアミドも出てくるので、必ず成分をご確認くださいね。
4.ビタミンD
免疫と言えばビタミンD、アレルギーと言えばビタミンD。
亜鉛やビタミンAと並んで、免疫力には欠かせない栄養素がビタミンDなのです。
『サーファーに花粉症はいない ~現代病の一因は「ビタミンD」欠乏だった!~
ビタミンD関連の記事はこのタグからどうぞ。
Thorne Research, D-5,000、125mcg(5,000IU)、60粒
Now Foods, 高効能ビタミンD-3、5,000IU、ソフトジェル240粒
ビタミンD以外に、亜鉛やビタミンAも免疫には大切なので、一緒に摂るのもおすすめです。
余談ですが、一昨年ぐらいに流行った「花粉症予防のビタミンD3の30000IUメガドース」は、自己流で行うのは心配に感じます。拮抗するビタミンK2の欠乏を起こさないように、セットでビタミンK2を摂る方法までプロトコルに含まれていますが、これらはクリニックできちんと血中濃度をモニタリングをしながらの方が安心。それならビタミンD注射の方が楽という方は、栄養療法のクリニックにかかるのも良いかもしれません。
❁iHerbでは、ビタミンDのカテゴリーを見ると類似商品を見つけられます。
5.プロバイオティクス
腸が免疫を司っているので、腸内環境の改善は免疫力アップに欠かせないステップ。
腸内細菌には悪玉菌や善玉菌がいることは有名ですが、実は日和見菌もいます。腸内環境が悪くなると、どっち付かずだった日和見菌は悪玉菌の味方になり、余計に悪玉菌が増えてしまうという悪い循環があるのです。良い菌を増やして、日和見菌に悪さをさせないというのもポイント。
また、腸内にいる菌の量は有限なので、善玉菌が増えれば必然的に悪玉菌は減るという仕組みになっています。
どんどん良い菌を摂ることは腸内環境の改善に繋がるので、プロバイオティクスや食物繊維などを活用して、良い菌を増やすようにしましょう。
私のお気に入りはこの3つ。
California Gold Nutrition, LactoBif(ラクトビフィ)プロバイオティクス、300億CFU、ベジカプセル60粒
Dr. Ohhira’s, Probiotics、オリジナルフォーミュラ、カプセル 60粒
BioGaia, Gastrus(ガストラス)、消化管用、マンダリン味、チュアブルタブレット30錠
合う合わないは人によって違うので、これらに限らず、ご自身に合うものを見つけるのがおすすめです。また、こまめにローテーションする方が効果的なので、いくつかお気に入りを見つけられると尚良しです。
❁iHerbでは、プロバイオティクスで検索すると類似商品を見つけられます。
6.リポソーム化ビタミンC
白血球の遊走性を高めるビタミンCは、アレルギー対策にもウイルス対策にも、また、アンチエイジング対策やストレス対策にも必須です。
中でもおすすめは、リポソーム化されたビタミンC。ナノ化された脂質のカプセルにビタミンCを閉じ込めたもので、人間の細胞は油の膜で覆われているので、親油性が高いのです。
私が長年飲んでいるのは、リプライセル。最近は1日2包ぐらい飲んでいます。
リポスフェリック ビタミンC 1箱(30包入り) LivOn社推奨・公式通販 リポソーム ビタミンC サプリメント
お味がまずいのだけがネックですが、お水を少し口に含んでから、ジェルを直接流し込んで飲み込み、さらにお水で流すようにすると、わりとストレスなく飲めます。
詳しいことは、こちらのアンチエイジング対策の記事でご紹介しています。
❁iHerbでは、リポソームビタミンCで検索すると類似商品を見つけられます。
7.グルテンフリー・カゼインフリー・シュガーフリー
以前にこちらの記事でもおすすめしたグルテンフリー。
得られる効果は、腸内環境の改善です。それは、グルテンが腸の炎症の原因だから。
機序は異なりますが、カゼインフリーとシュガーフリーも同じ効果があり、それはカゼインやお砂糖も炎症の原因だからです。
フラックスシードオイルの記事でも書きましたが、アレルギー(花粉症)は免疫の低下と炎症体質が原因。免疫の7割が存在するのが腸ですから、その腸の環境を整えることで免疫力も上がるというわけです。
セリアック病でなくても、小麦に遅延型アレルギーがなくても、グルテンフリーは腸内環境を整えるのに有効な食事法です。アレルギーが起きやすい花粉症の時期だけでも実践してみると、かなり違います。
グルテンフリーは、腸内改善のための「4つのR」にも登場しています。
何かを足すよりも、まずは引くところから始めるのも良いと思います。
今年は花粉が多いそうなので、憂鬱に感じられている方もいらっしゃるでしょうか。
7つのヒントが、皆さまの症状の緩和に少しでも役立ちますように。
それぞれの方に合わせた花粉症対策は、個別カウンセリングにてお受けしております。こちらのページよりお問い合わせください。
それでは、また。