*2017.12*パリ旅行 ~年越しヨーロッパ~ 1日目 – Air Franceで東京からパリへ
2019/02/05
おはようございます。manaです。
年末年始のヨーロッパの旅についてレポートしていきたいと思います。
1日目は移動でほぼ終わってしまったのですが、まずはその移動のところから書いてみます。そしてこの後、1日目から順番に辿る感じで振り返っていくことにします。
お写真がたくさんになりますが、気長にお付き合いいただければ嬉しいです☺
いざ、成田空港へ!
朝11時の便だったので、朝会社に行くよりも早くに出発です。
夏のアメリカ旅行のときにはギリギリすぎて、なんと!搭乗できないかも?!な事態になってしまったので、今回は少し早めに空港に向かうことにしました。
とは言っても、オンラインで事前にチェックインを済ませておいたので、出発の1時間ちょっと前に着く感じです。(そんなに早めでもないと言う・・・?)
旅行保険のこと
日暮里駅から、京成スカイライナーで成田空港まで行きました。
スカイライナーの中では、主人が海外旅行保険を契約してくれました。空港でもできますが、今はスマートフォンで簡単に契約ができるので、電車の中での時間を有効に使うことができます。
内容的には、クレジットカードの特約でも十分なのですが、
- やはり証書があった方が何かあったときに便利という話を聞いたこと
- 行き先が、治安があまり良くないヨーロッパである
という2点の理由から、面倒を避けるために別途契約することにしたのでした。
事前に私の会社の保険セクターのアナリストに、海外保険はどこが良いのか聞いてみましたが、「損保はどこも大差がないので、大手を選んでおけばいいでしょう」とのこと。
ちなみに今回は【損保ジャパン日本興亜】にしました。
結果的には、幸いにも保険のお世話にはならずに済みましたが、やはり入っておくと安心感が違うように感じます。ヨーロッパはスリがとにかく多いので、携帯品損害補償があると良いと思います。
長時間フライトの航空会社(往路)
往路のフライトは、初めてのエールフランスを利用してみました。
約13時間と、ちょっと長めのフライトなので、航空会社選びは少し慎重になりました。経験上、ヨーロッパには現地に夕方に着く朝便がベスト。そうなると成田発で、航空会社も限られています。
11月の半ばに探したのですが、海外にしては予約時期が少し遅かったのでしょうか。直行便がほとんどなくなってしまっていて、選択肢はさほど多くはありませんでした。
今回はなるべく予算を抑えて、行きはプレミアムエコノミーにすることにしました。
朝便なので大体は起きている前提で、フルフラットではなくても大丈夫ではないかという算段です。それでも、この長時間のフライトでエコノミーはかなり厳しい・・・というわけで、間を取ってプレミアムエコノミーにしました。
いろいろ調べたら、エールフランスのプレミアムエコノミーはわりと足元が広そうではあったので、これならまずまずかなぁという感じ。フットレストが付いているのも良さそうに思えました。
また、今回は長めのフライトなので、機内食はさすがに食べることになりそう。
ということで、機内食についても選ぶポイントに入れました。欧州系の航空会社は、おおむね機内食も美味しそうなので、それならエールフランスがいいかなぁと思いました。
条件としては、
- 朝便(現地午後着)
- 直行便(フライト約13時間)
- 隣り同士の座席
それから、
- 予算(プレミアムエコノミー)
- 足元の広さとシートのリクライニング
- 機内食
- 2人掛け席(2・3・2の2)
これらのバランスと空き状況で、エールフランスにしました。
空港で軽食とお土産を
空港に着いて手続きを済ませ、お土産を買って、私たちにしては珍しく(?)時間が少し余ったので、出発ゲート内のレストランで軽食をいただきました。
こちらの記事でリアルタイムに載せていますが、カツカレーです。
お味は言うまでもなくという感じなのですが、お腹が空いていたのとテンションが上がっていたので、パクパクいただきました。これぞ旅風情と言いましょうか。楽しい旅の始まりです。
成田空港ではwi-fiも使えるので、主人はレストランで、本や雑誌をオフラインで読めるようにダウンロードしていました。こういうとき、電子書籍は便利ですね。
ちなみに私は乗り物にはめっぽう弱いので、機内では本とかは一切読めないタイプ。せっかくのフライトも、あまり有意義な時間の使い方はできずで、いつもぼんやり過ごしています。
余談ですが、ごはんをゆっくり食べてのんびりしていたら、搭乗のカットオフのギリギリになってしまい、初の「お呼び出し」をされてしまいました。
チェックインも済ませているし、搭乗口の近くのレストランにいたので、大丈夫なことはわかってはいましたが、実際に呼ばれてみるとちょっと焦るものですね。
お土産は、往路では普通は要らないと思うのですが、急遽主人の会社のロンドンオフィスにお邪魔することになったので、必要だったのです。
1つは前日に買っておいたちゃんとしたお土産で、パレスホテル東京の<千代チョコ>。
こちらは同僚の方個人へのお土産です。
前日に買いに行ったときに、主人に見せる用にお写真を撮らせていただきました。
ちょうどいいので、こちらにもそのお写真を載せてご紹介してみます。
薄いチョコレートに千代紙の絵柄がプリントされた<千代チョコ>。
日本らしい絵柄とフレーバーですが、本格的なショコラで、海外の方に喜ばれるお菓子です。
1枚1枚違う絵柄とお味になっていて、目にも楽しいスイーツです。
個人的に気に入っているのですが、外国人の方へのお遣い物におすすめなお土産です。
もう1つ、空港で追加で買ったのは、<白い恋人>。
大きな箱にたくさん入っているタイプのもので、こちらはフロアの人たちみんなへの気軽なお土産です。
成田空港には日本全国のお土産がたくさん揃っていて、どれも持ち運びしやすいようにパッケージされているので、これはかなり助かりました。
実際のフライトは・・・?エールフランス プレミアムエコノミー搭乗記
私は普段TVは全く観ないのですが、それでも最近いろいろなところでエールフランスのCMを見かけます。
フランスっぽい音楽の後に始まる、翻訳調なフレーズ。耳にするたびに、本当かなぁと思っていたのですが・・・私なりの視点で、細かくフライトレポートしてみたいと思います。
CMの謳い文句の“快適さ”や如何に???
機内の設備やアメニティについて
座席に行くと、ペットボトルのお水が用意されていました。
フランスらしく、エビアンです。
余談ですが、機内は乾燥していて喉が渇くので、手荷物検査の後に、私は必ずペットボトルのお水を買って乗ることにしています。これはビジネスクラスやファーストクラスのときでも同じです。
お願いすればいつでもいただけるし、ウェルカムドリンクとかもあるのですが、自分のタイミングで飲みたいと言いますか。私は人よりお水をこまめに、かつたくさん飲むので、自分の管理できるところにお水があると、何とも言えない安心感があるのです。
ブランケットとクッションに、グッズの入ったポーチもお席に置いてあります。
ポーチの中には、歯ブラシやアイマスク・耳栓・靴下などが入っており、フライトに必要な最低限のものは全て用意されていました。
私は歯ブラシもアイマスクも自分のものを持参するので、こちらは使いませんでした。
機内は乾燥するので、マスクはもちろん、リップクリームやハンドクリームが欠かせません。
USBやコンセントもあるので、コードを持って行けば充電も可能です。機内モードにして携帯を見たりしても、充電が切れる心配がありません。
ただ、手持ちのUSBでは充電ペースはかなり遅めで、急速充電はできませんでした。
心配な方は、予備バッテリーを持参された方が良いかもしれません。
機内では、せっかくなので、映画を1本だけ観ました。
あまり画面に没頭すると気分が悪くなるので、軽く流す程度に留めています。
ずっと観たかった『ワンダーウーマン』。
うっかり吹き替えにしてしまったので、ちょっと拍子抜けでしたが、思いがけず飛行機の中で観ることができて満足です。
奇しくも、『ワンダーウーマン』の舞台はロンドンやパリ。これから行くであろうルーヴル美術館やロンドンの街並みが映っていて、何だかワクワクしてしまいました。
空調について
飛行機の中と言うと、「寒すぎる」というイメージがありますが、往路に関しては寒さは一切なく、適温で快適でした。
トップスは薄手の暖かい機能性キャミソールに薄手のリブのニットで、ボトムスはシフォン素材のスカートと着圧ソックスを履いていました。わりと薄着だと思うのですが、この格好に備え付けのブランケットを掛けるだけで十分な温度だったのです。寒いかもしれないと思って、機内用のパーカーも手荷物に入れておいたのですが、こちらは使わずに終わりました。
ちなみにこの日、機内用の靴下を忘れてしまい、半分(着圧ソックスから出ているところが)素足だったのですが、特に問題なく過ごすことができました。寒いようならアメニティポーチのものを使うこともできましたが、こちらも使わなくて大丈夫なぐらいだったのでした。
肝心の足元や座席は・・・?
事前に見ていた通り、フットレストがあり、広さは問題がありませんでした。
隣りとの左右の間隔や、前後の間隔は広めなので、その点はエコノミーよりも良かったと思います。
ところが!肝心のシートがほとんどリクライニングできず。少しだけ座席が前に滑るタイプで、シート自体はほとんど傾けることができませんでした。
座席が倒れずほぼ直角なので、寝るのは厳しい状態。これに関してはあまり快適とは言えない感じです。夜便だったらかなりキツいと思いますが、朝便なので起きていられるし、まぁ大丈夫でした。
機内食について
機内食は全体的になかなかで、普通に食べられるぐらいの美味しいものでした。
お昼ごはんと夜ごはんが出ることになっていて、メニューはこんな感じです。
飲み物は、メニューにある以外にも種類があったように思いました。
私は基本、お水しかいただかないので、そこはあまり楽しみきれていないかもしれません。
搭乗すると、まずはウェルカムドリンクとスナックをいただきます。
バゲットみたいな小麦粉のスナック。主人はシャンパンと一緒にいただきました。
お昼ごはんは、和食(お魚)か洋食(お肉)が選べるので、私たちは2人とも、洋食を選ぶことにしました。
◇スモークハムとメロン、胡椒入りスモークサーモンとかにのサラダ
◇地産牛のソテー、じゃがいものピュレとグリーンピース
◇チーズ
◇りんごのタルト
これに、クラッカーやパンが付いています。
ボリュームもそこそこあり、メニュー的には夜ごはんっぽい感じがします。
が、なぜか最初和食が来てしまい、お写真を撮ってから、「はて?これは・・・?」と気付きました。
和食にもパンが付くので、一瞬、これが洋食かと思ってしまったのです。
キャビンアテンダントに伝えると、すぐに洋食を持って来てくださいましたが、開けるとまた和食。もう一度交換しに来てもまた和食。今度はカートごと持って席に来てくれたのに、また和食!
何だか可笑しくなってきて、お互い笑いながら、当たりのくじを探す感じで洋食を探し当ててもらい、最後には無事に2人分の洋食をいただくことができました。
こんな面白いやり取りも、主人はちょうど眠っていたので見ることができませんでした。
起きて後から話したら、見られなかったことを残念がっていました。
お食事にはデザートが付いているのに、それとは別に、食後にショコラが出るあたりがフランスです。
コーヒーや紅茶と一緒にいただきます。
ヴァローナのもの。それがちょっと嬉しかったりしました♪
スナックや軽食は自由にいただけます。
飲み物はこんな感じで並んでいて、好きなものを好きなタイミングで取るスタイル。
主人は気になっていたグレンリベットのウィスキーをお味見したり、ハイネケンとトマトジュースでブラッディ・マリーを作ったり。私は、やっとお水以外で烏龍茶をいただきました。
おにぎりやピンチョスに、一口シューなど盛りだくさんです。
この他にも、フルーツの盛り合わせやサンドイッチをいただきました。
主人は、いつもは食べさせてもらえないカップラーメンを見つけて、いそいそと運んできました。楽しい旅なので、口うるさいことは言わずに見守っておきましたが、さすがに2個目のシーフード味を持ってきたときには止めました(笑)
そういう私も、さりげないチョコレートやクッキーが美味しくて、「旅の間は無礼講」とばかりに糖質祭りを開催してしまいました。
夜ごはんはフィックスです。
◇じゃがいもとコールスローのサラダ
◇アラビアータソースのペンネ、茄子のグリル、パルメザンチーズ
◇チーズ
◇パイナップルのクリーム
パンやチーズが付いていて、むしろこちらの方が朝ごはんっぽいメニューです。
(食べさせてもらえなかった2個目のシーフードカップラーメンがチラリ。)
サービス
サービスは、欧州系だし全く期待していなかったのですが、むしろ良かったと思いました。
これは人による部分も大きいので、当たりハズレがあるのかもしれませんが、私たちの席に着いてくださったフランス人のキャビンアテンダントの方は、フレンドリーで細やかでした。
主人とセルフィーを撮っていたら、「撮りましょうか」とお声を掛けてくださったり、私がお水ばかり飲んでいると、「お水はペットボトルのがあるんだから」(=せっかくだから違うもの飲みなよ~的な)と他の飲み物のバリエーションを見せてくださったり。
また、他のキャビンアテンダントの方からも、さりげない気遣いがあり、快適に過ごせました。
ビジネスやファーストのようなスペシャルな感じではありませんが、全体的にとても気持ちの良いサービスだったと思います。
ちなみに、アナウンスによれば、日本語の話せる(日本人?)キャビンアテンダントも2人いらっしゃるとのことでしたが、機内放送以外で日本語でのサービスはありませんでした。
ただ、フランス人のキャビンアテンダントも英語でコミュニケーションができるので、最低限の英語さえできれば特に問題ないように思います。逆に英語やフランス語が全くできないと、ちょっと不便かもしれません。
まとめ
個人的には、こんな感じでしょうか?
設備:★★★★☆(4)
座席:★★☆☆☆(2)
機内食:★★★★☆(4.5)
サービス:★★★★☆(4.5)
総合:★★★☆☆(3.75)
「プレミアムエコノミー」と聞くと、名前からのイメージで“ちょっといいエコノミー”を想像していましたが、扱い的には、“ややビジネスに近い”ような印象を受けました。
座席の配置や座席数もビジネスに近かったですし、サービスやアメニティに関してもビジネスとあまり変わらないように感じます。乗客当たりのトイレの割合に関しても、ビジネス寄りだと思いました。
価格的にもビジネスに近いので、実際にそういう位置付けなのかもしれませんね。
ただどうしても、座席に関しては、これはエコノミーに近いかなぁと感じました。
他の面ではかなり満足だったので、座席がもうちょっと・・・リクライニングがもう少しできれば、言うことないのになぁと思いました。私がリクライニングにこだわりすぎなのでしょうか。
補足すると、座席の前後左右の間隔については不満はありませんでした。(念のため。)
空からの景色
朝の便だったこともあり、空からの景色も楽しむことができました。
私は通路側の方が気兼ねなくて好きなので、主人に窓側に座ってもらいました。
私のところからは見えない景色も、主人がたくさんお写真を撮ってくれていたので、後から見せてもらって改めて、ロシアの景色の壮大さに感嘆しました。
これを見ていると、いつかロシアにも行ってみたいなぁなんて思います。
パリに到着と、入国審査
こんな感じの13時間のフライトで、パリのシャルルドゴール(CDG)空港に16時過ぎに到着。
出発が少し遅れたので到着も少し遅れましたが、大幅なdelayはなく、ほぼ定刻通り。
遅れた分も、飛行機なら巻き返せるのかなぁとちょっと期待しましたが、さすがにそれはありませんでした。
次なる関門は、世界でもかなり厳しいと噂のCDG空港の入国審査。
・・・のはずでしたが、あっさり終了しました。
「Bonjour!」と笑顔でパスポートを渡したら、目的すら聞かれずにスタンプを捺してくれて、無事入国することができました。心の中でフランス語で答えを用意していたので、何だか拍子抜けしてしまいました。
CDG空港からホテルへ
ゲートから出ると、やはり治安の悪さが気になりました。
到着ゲートで待ち構えている詐欺まがいの怪しい人たちと、巡回する空港の警備員。そして、驚くほど大きなマシンガンを持った警察官がたくさん立っていました。
こういうところで、詐欺まがいの人から目を付けられやすい日本人。私たちを見て、早速何人かのガラの悪そうな人が笑顔で近寄ってこようとしました。ターゲットにされたとすぐに気付き、繋いだ手で主人と合図をして、目を合わせないように足早にタクシー乗り場へ向かいました。
特に怖い思いとかはしていませんが、出だしから、アメリカや台湾とは違う雰囲気を感じ取りました。
最初に泊まるホテルは11区にあり、パリ北駅の方です。パリは北東部が治安が悪いのですが、その方角に向かうので、電車で向かうならかなり注意が必要な路線を使うことになります。
スーツケースもあるし、私たちは最初からタクシーで行くと決めていたので、特に問題なく向かうことができました。
PARIS TIPS
ちなみにパリのタクシーは、空港からも空港までも定額料金になっています。
セーヌ川を挟んで右岸と左岸とで料金が違いますが、50€もしくは55€で行くことができます。1€=135円で、左岸で7500円ぐらいでしょうか。ただし、これに荷物の料金などが加算されるので、もう少し多くかかります。
このとき乗ったタクシーの運転手さんは、いわゆる親日家でした。
私たちが中国人でないことがわかるととても嬉しそうで、ミントキャンディをくれたり、“ママン”に電話をかけたりと、終始ゴキゲンの様子。
フランスのタクシーは、総じてびっくりするほど運転が荒いことが多いのですが、そのおかげもあり、思っているよりも速く目的地に着くことができます。今回の運転手さんも漏れなくそのケースでした。
そんなこんなで、無事にホテルに到着しました。
ところで、旅の日程は?カウントダウンはどこで?
今回の私たちのヨーロッパ旅行は1週間で、6泊8日の旅になりました。
最初にパリに行き、一旦途中でロンドンへ行き、またパリに戻って来ることにしたのです。年越しをどこでするかという一番重要な決定事項は・・・主人と相談して、パリで過ごすことに決めました。
そんなわけで、パリ→ロンドン→パリという感じで、パリは2回あります。
本来は、パリ→ロンドンでそのまま帰国する方が楽だったと思うのですが、往復の飛行機の関係でこんな感じの旅程になりました。
せっかくなので、ホテルは1回目と2回目とで違うところに泊まってみることに。主人にかなり悩んでもらって、決めてもらいました。
1日目の続きということで、最初のパリのホテルについては、次の記事でご紹介することにします。
続きをお楽しみに~♪