お久しぶりの旅行記、2週間のアメリカ大冒険の1日目の続きです。
ロイヤルハワイアンホテルのアバサスパでトリートメントを受けて、すっかりリラックスした私たち。
*2018.10*2週間のアメリカ大冒険旅 1日目 – ロイヤルハワイアンホテルのAbhasa Spa(アバサスパ)で、トリートメントを受けてリラックス♪
今回、1日だけハワイに立ち寄った2つの目的については、すでに前の記事で書きましたが、
- ハレクラニでサンデーブランチを食べること
- アバサスパでトリートメントを受けること
どちらも達成することができて、満足でホテルに戻ることにしました。
これまでの記事は、こちらからご覧くださいね。
*2018.10*2週間のアメリカ大冒険旅 1日目 – ハレクラニ オーキッズのサンデーブランチで、青いワイキキビーチとダイヤモンドヘッドを眺めながらの贅沢なブランチ♪
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*2018.10*2週間のアメリカ大冒険旅 1日目 – ロイヤルハワイアンホテルのAbhasa Spa(アバサスパ)で、トリートメントを受けてリラックス♪
気になっていたパナマハットのお店へ
アバサスパからの帰り道、初めてハワイに来たときからずっと気になっていたお店に立ち寄ることにしました。パナマハットのお店、【NEWT at the Royal(ニュート・アット・ザ・ロイヤル)】です。
エステと同じ、ロイヤルハワイアンホテルのガーデンの中にあり、アバサスパのお隣り(マリエ・オーガニクスとアバサスパのちょうど間)に位置しています。ショーウィンドウには若き日の天皇陛下と皇后陛下のお写真が飾られており、通りがかりでも、日本人はつい目が行ってしまうお店でしょうか。
なんでも、天皇陛下と皇后陛下がまだ皇太子ご夫妻だった頃に、新婚旅行でハワイにいらっしゃり、こちらでパナマハットを購入されたそうで、そのお写真が飾られているようです。
もうそろそろ閉店の準備かなぁというお時間だったので、お客さんは私たちだけ。
お店の方も、このお時間はオーナーのJimさんお一人だけで、かえってゆったり見せていただくことができました。
小さなお店ながらも、所狭しと並ぶパナマハット。圧巻です!
パナマハットのイメージが強いこちらのお店なのですが、実は奥にはアロハシャツなども置いていました。敢えてここでお洋服を買おうとは思わないのですが、アロハシャツも品質の良いものが揃っているようです。
主人も私も、パナマハット自体が初めてのパナマ初心者です。種類やデザインバリエーションについて、何の知識もなく、特に下調べもせずにフラッと立ち寄りました。
お店にある帽子は、素材はどれも、白っぽい麦わら帽子みたいな素材で、いわゆる「パナマハット」でイメージするあの素材でした。デザインは、普通のハットみたいな中折れ帽もあれば、カンカン帽みたいな平らなものもあり。どちらかと言うと、中折れ帽の方が主流なのかなぁと見ていました。
初めてのパナマハット選び
一通りお店の中を見たあたりで、オーナーがお声をかけてくださり、主人に似合う形を選んでくれました。
顔の形や頭の形から、似合うデザインを瞬時に選んでくださいます。
見るだけで頭のサイズがわかるようで、メジャーなんて使わずとも、ピッタリのサイズを選んでくださるのです。
かぶってみると、これ以外は考えられないぐらい、まるで誂えたかのように全てがピッタリ!
顔の形も頭の形も驚くほどキレイに見えて、それなのに馴染んでいて、“帽子かぶってます感”が全くありませんでした。
デザインも、“オシャレで紳士なアイテム”だけれども、パナマハットの持つ雰囲気の軽やかさのおかげで、カジュアルで嫌味がなく感じられ、「決めすぎないリゾート感」が加わります。
何より特筆すべきは、この肌触りでした!!!
こういう藁みたいな素材の帽子って、ちょっとゴワゴワしているイメージだったのですが・・・NEWTのパナマハットは、目も細かく触り心地も滑らかで、まるでシルクのような快適さなのです♪
初めてちゃんと触ってみたパナマハットは、思わず「え~っ?!」と言ってしまうほど!
布のように編まれた生地の柔らかさにとても驚くと同時に、これが本物の高品質なパナマハットなのだということがよくわかりました。
薄くて軽くて通気性も良く、それでいてとても丈夫。さんさんと降り注ぐ太陽から守ってくれて、非常に理にかなっているアイテムで、これはハワイ旅行のマストアイテムだなぁと改めて思いました。
それでは、こちらがオーナーが主人に選んでくださった帽子です。
中折れタイプのスタンダードなデザインです。
網目も細かくて、柔らかな感触は、いつまでも触っていたくなるような感じがします。
NEWTの帽子はどれも高品質で、正真正銘のエクアドル・モンテクリスティ産。
パナマハットの最高級品である「モンテクリスティハット」は、本場で全て手で編んで作られます。何日もかけて作られる、これこそが本物のパナマハットと言えるのだそう。
肌触りは驚くほど滑らかで、触り心地も良く、頭に柔らかにフィットしてくれます。色合いも優しいお色で、使い込んでいくほどに豊かな色味に育って行く様は、何だかとてもロマンがあるなぁと感じます。
一生モノのパナマハット
きちんと使えば30年以上現役で使えるパナマハットは、間違いなく「一生モノのアイテム」。
オーナーが30年以上愛用しているパナマハットを見れば、その素晴らしさは言うまでもありませんでした。
これから、安価な帽子を数年で買い替えることを考えれば、旅の想い出で買った本物の手作りの帽子を長年使う方が素敵だなぁと思ってしまった私たち♡
オーナーの帽子を見ていたら、思わず、この主人の帽子の30年後のことを想像させられて・・・このピカピカのパナマハットがこんな風に深みを増して、主人の頭に乗っている様子を思ってしまいました。
これだけ機械化が進み、何でも安く、簡単に作ることができる時代だからこそ、時間や歴史を積み重ねられるアイテムは貴重で、限られているように思います。これからは、『安物買いの銭失い』ではなく、そういう一生モノの本物のアイテムを大事にしたいなぁと最近思うのですが、このパナマハットもまさにそんな感じがしました。
昔ながらの方法で職人さんが一つ一つ手で作る本物のパナマハット。
物質的には、帽子という単なる「モノ」に過ぎないのですが、魂が込められているものは美しいなぁとすら感じました。
気になるお値段は?
一目見て、素敵だなぁとは思っていたのですが・・・
なんと!1,400ドルのものでした。
帽子1個が15万円以上すると知って、ちょっとびっくりしてしまった私たち。
主人も、このお店には高級なパナマハットしか置いておらず、100万円を超えるパナマハットも扱っていることも知ってはいたのですが・・・いざ買おうと思った帽子が1,400ドルだと、やはり驚くようです。
ちょっと考えて、いつものように主人は私の顔を見て、「買っていいかな?」と聞いてくれました。上に書いたような思いもありつつ、答えはもちろんOKでした。
私はこういうお買い物は即決できないタイプなので、主人がこうして即決するのを見ると、驚きを通り越して、気持ち良くすらもあります。私一人なら、一旦帰って検討して、迷って迷って、意を決してまた買いに行くというプロセスを踏むのですが、改めて伺ったときにはすでに売り切れていた、なんてことはよくあります。
主人は、こういう巡り合わせを大事にしているようで、決断するときはパッと決めて、決して逃さないタイプなのです。
余談ですが、主人を見ていると、この言葉を思い出します。
“Seize the fortune by the forelock.”
意訳すると、「幸運の女神には前髪しかない」ということで、つまりは、チャンスは見えたらすぐに掴め、後から掴もうと思っても掴めない、というヨーロッパのことわざです。
おリボンのプレゼント
さて、そんな幸運の女神の前髪をガッチリ掴んだ主人。
購入することを決めると、オーナーがおリボンをプレゼントしてくださいました。
元々付いている黒のおリボンの上から巻いて使うのですが、これだけで印象がグッと変わります。
主人に似合いそうだと見立ててくださったブルー。
爽やかで、ビーチの散策のときやガーデンランチに付けたい感じ♪
こちらは、白と緑のボタニカル柄のおリボン。
山散策のときにも良さそうだし、テラスでモーニングするときに合わせたいイメージ♪
結局、3種類もくださって、ますますお楽しみが増えたのでした。
このおリボンの巻き方やパナマハットのかぶり方まで、丁寧にレクチャーしてくださいます。
ウンウンと真剣に聞いている私の手にスマフォがあるのに気付くと、「ムービーを撮って帰ったら?」と気さくに提案いただきました。
こういうのって、覚えたつもりでも、だんだん記憶が曖昧になりがちなのが悲しいところなのですが、ムービーのおかげで、慣れないパナマハットのかぶり方も、すっかりマスターすることができました。
他の価格帯で似合うものは・・・?
ちなみに、主人に似合うハットの中で、もう少しリーズナブルなものもありました。
オーナーは、「このクオリティはあまりおすすめできないよ」と言ってから見せてくださいました。
手前に平積みされている帽子で、950ドルとのこと。
最初に選んでいただいたのと同じく、中折れ帽で形は似ていました。
お写真ではわかりづらいのですが、最初のものと見比べて触り比べてみると、その差は歴然でした。
きめの細かさも違えば、質感が全然違っており、最初のものと比べてしまうと、確かにこれを買おうとは思いませんでした。それならば、あともう5万円出して、一番素敵だと思った方を買った方がずっといいと感じました。
オーナーは、単に高いものを勧めているわけではなく、その人に似合うもの、そして、本当に良いものを勧めたいという気持ちなのがよく伝わってきました。
パナマハットに対する愛情や思い入れがあり、良いものを長く使ってもらいたいという思いで選んでくれているのです。
何よりご本人がパナマハットを愛してやまないのがとてもよく伝わってきて、良いものを丁寧にお手入れして使う“粋なおしゃれ”をリアルで感じさせてくれます。
決して無理強いはせず、それでも、この帽子のこだわりをきちんと伝えてくださったおかげで、良さをしっかり感じて購入することができました。
帽子箱とカタログ
購入すると、こんな素敵な保管箱を付けてくださいます。
飛行機の荷物入れにも入って、大切な帽子をガッチリ守ってくれました。
今はまだ寒い時期で、東京ではパナマハットの出番はありませんが、このお箱に入れてクローゼットに保管しています。これから夏が来て、たくさんかぶってお出かけするのが今からとても楽しみです。
中にパンフレットや取り扱い方法のリーフレットも入れてくださっていました。
カタログも載っていて、主人が購入したのは「Fedora」という形だったことを知りました。
購入特典ポラロイド撮影
芸能人もこのお店にはよく訪れるようで、カウンターの柱には、有名人のお写真が所狭しとたくさん貼られています。
それ以外にも、一般人の方がパナマハットをかぶってポーズしているお写真がたくさんあり、「パナマハットLOVE」な雰囲気で溢れています。
それもそのはず。購入すると、買った帽子をかぶってポラロイドカメラで撮影して、サインを入れるとお店に展示してくれるのです。
もちろん主人も撮っていただき、そのお写真も飾られているので、また見に行きたいなぁなんて思っているところ♪
ちなみに、有名人のお写真は永久展示なのですが、一般人は1年で外されてしまうそう(涙)
主人のお写真が外されてしまう前にお店に伺って、そのお写真をいただいて帰りたいなぁと思っているのは、私だけでしょうか。(今年の10月までに、ハワイに行けるかなぁ・・・?)
エントリーモデルの存在
ご参考までに、NEWTにもエントリーモデル的な位置付けで、もっとリーズナブルな価格のパナマハットも置いてあります。
と言っても、それらも500ドルぐらいからの価格設定なので、日本で買うボルサリーノの帽子ぐらいはするのですが・・・。日本で買うよりは、リーズナブルと言えるかもしれません。
私の個人的な感想としては、ここらへんの価格帯のものを買うのは、かえってもったいないかなぁとも感じました。もちろん、NEWTのパナマハットはどれも品質は良いのですが、せっかくここで買うなら、もう少し出して、日本ではお目にかかれないような品質の高いものを買った方がいいように思うのです。
これに関しては、個人の考え方によるところが大きいのかもしれませんが、一生モノのパナマハットを手にすることができる数少ないお店なので、ここぞのときにはぜひ訪れて、手に取ってみてくださいね。
さて、盛り沢山なアメリカ旅行1日目のハワイは、これでおしまいです。
翌日は飛行機で移動なので、この日はゆっくり休んで翌日に備えました。
それでは、2日目をお楽しみに~♪