薬膳酒風♪ウイスキースパイス梅酒のレシピ
[材料](人分)
青梅 | 800g |
ウイスキー | 750ml |
氷砂糖 | 350g |
~スパイスの材料~ | |
シナモンスティック | 1本 |
ジュニパーベリー(ホール) | 30粒 |
クローブ(ホール) | 10粒 |
山椒(ホール) | 10粒 |
[下準備]
- 青梅は水洗いしてザルに上げ、1粒ずつ竹串を使ってヘタを取り除き、生り口をキレイにする。1粒ずつ傷がないかをチェックしながら、乾いた布巾で水気を拭き取っておく。
- 瓶は洗って水気を拭き取り、少量のウイスキーまたはホワイトリカー(分量外)を入れて振り、捨てて乾かしておく。
[作り方]
- 瓶に梅と氷砂糖を交互に入れて、ウイスキーを注ぐ。
- 冷暗所に置き、氷砂糖が溶けるまではときどき瓶を揺すって様子を見て、約1年間置いておく。
- 梅を取り出す10日前にスパイスを加える。
- 10日経ち、スパイスの香りが移っていたら、梅とスパイスを漉して完成。
[メモ]
- 梅仕事は早15年以上やっていますが、これまでの梅酒は、焼酎やホワイトリカーを使って作っていました。ところが、主人と結婚してから、ウイスキーというお酒が梅酒のベースの選択肢に入るようになったのです♡ウイスキー梅酒を漬けるのは、今年で3回目。去年の配合を主人が気に入ってくれたので、レシピとして載せてみることにしました。
- ウイスキーの代わりにブランデーでも美味しくできます。その場合には、梅の量を少し増やすと良いと思います。
- 普通の梅酒に比べて、お砂糖の量は控えめになっていますが、ウイスキーとして見るとちょっと甘さがあります。本当はもう少しお砂糖を減らしたいところですが、梅のエキスがきちんと出るギリギリということで、この配合にしています。氷砂糖を250gぐらいまでなら減らすことも可能ですが、少し梅の風味が弱くなりますので、お好みで加減してみてくださいね。
- スパイスは、漬けるときに一緒に入れるとかなり濃くなって、薬膳酒みたいになります。私は、梅を取り出す1週間~10日前に入れるとちょうど良いと感じました。濃いめのガッツリ薬膳酒風が好きなら、梅と一緒に1年間入れていただいても構いません。
- スパイスの配合はお好みでどうぞ!この配合だと、クローブがかなりしっかり香るので、ちょっとクセが強めになっています。主人はこの配合が気に入ってくれていますが、個人的にはクローブは5粒ぐらいでもいいかなぁという気も?山椒の代わりに黒胡椒を使ったり、オールスパイスやナツメグ、カルダモンなども美味しいです。いずれのスパイスも、すっきりした味わいにするために、ホールスパイスを使うのポイントです。
- スパイスを加えずに作れば、シンプルなウイスキー梅酒になります。お好みで、半分はスパイスなしバージョンにしていただいても楽しいですよ♪
- 使うウイスキーは、それなりに良いものの方が美味しくできますが、スパイスの香りでマスキングされてしまうので、ちょっと勿体ないかも?そのまま飲むには味気ないような、お手頃なもので構いません。我が家は今年は、角瓶(黄色)で作ってみました。ストレートで飲むと深みが足りず、アルコールのお味が強く感じられるのですが、これを梅酒にすると美味しくなるのです。ちなみに昨年はサントリーの角瓶とローヤルを混ぜて、一昨年はバランタイン12年とニッカスーパーを混ぜて使っています。
- 青梅の下処理の仕方については、今回詳細には書いていませんので、梅シロップの作り方のところで書きたいと思います。
- 青梅800gの場合、2リットルサイズの瓶がちょうど良いです。私が使っているものは、最後にご紹介します。
[参考リンク]
令和初!スタンダード梅酒にスパイシーウイスキー梅酒に梅シロップに、2019年の梅仕事のまとめ♪
2019年の梅仕事についてまとめています♪
今年の梅仕事♪ウィスキーベースのジン風スパイス梅酒と、ちょっぴり傷んだ梅の有効利用法のご紹介
2018年の梅仕事で、傷んだ梅の利用方法について書いています♪
[こだわり食材]
青梅は皮ごと漬け込むものなので、なるべくなら無農薬や自然栽培のものがおすすめです。そばかすや日焼けはお味には影響しないので、見た目は悪くても(傷んでいたらダメですが)、安全なものを選ぶようにしましょう。
私は今年は、いつもお野菜をお願いしている山口の自然栽培農家さん、田中野菜にお願いしました。
一般的に、梅酒には青梅が使われることが多いですが、完熟梅でも美味しく作ることができます。シロップの場合、完熟梅だと傷みやすいので失敗するリスクがありますが、ウイスキー梅酒の場合はアルコール度数が高いので、わりと失敗が少ないと感じています。
私が使っているスパイスは、オーガニックのものです。
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主に、エヌ・ハーベストのものを使っていますが、クローブはiHerbで買ったSimply Organicのものを使っています。
山椒は、今年の山椒仕事で処理したばかりの生山椒を使っています。
ちょうど梅仕事の時期には山椒仕事も終わっていることが多く、我が家もちょうど前の週に終えたところでした。もしまだであれば、前の年に冷凍したものでも構いませんし、市販の乾燥したものでもできますよ。
氷砂糖は、生協で買ったロックタイプを使っています。
氷砂糖なら何でも良いのですが、ロックタイプの方がお酒に合うように感じていて、手に入るときにはこちらを選ぶようにしています。
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北海道産の甜菜糖を使っていて、原材料も気に入っています。
青梅800gの分量の場合、石塚硝子の2リットルの瓶がぴったりです。
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青梅1kg分は入らないので、800g分がちょうどいい感じ。
梅の処理も、800g分ぐらいであれば、それほど負担にならずに楽しめるのではないかと思いますので、気軽に挑戦してみてくださいね♪
グラスは、ウイスキーに合わせてノージンググラスを選びました
お誕生日プレゼント★ツヴィーゼルのハンドメイドグラス「ザ・ファースト ウイスキーノージンググラス」と、年代物のジャパニーズウィスキー(山崎、響、白州)いろいろ
このときにご紹介した、主人のお誕生日プレゼントで贈ったものです♡
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せっかく丁寧に作った梅酒は、素敵なグラスでいただくと美味しさがアップします。
ウイスキーの香りが開くように、チューリップ形のグラスがおすすめです。