おはようございます。manaです。
今日は簡単更新で、先日購入したお米をご紹介します。
◇南阿蘇の大森さんの自然栽培ササニシキ 南実(なみ)
今年の新米で、入荷したばかりの穫れたてホヤホヤです。新米が入荷したお知らせをいただき、すぐに購入しました。
作っていらっしゃる大森さんは、かの有名な自然栽培のパイオニアである高島和子さんに習った方だそう。自然栽培歴はまだ4年と、さほど長くはありませんが、熱い想いを持ち、非常に安定した質のいいお米を作っていらっしゃいます。
今回は、主人のこの日のおにぎりのお弁当のためにこちらのお米を購入しました。
いつも買っている、熊本のミナミニシキの自然栽培のお米がまだ新米になっていなくて、せっかくなら新米を食べさせてあげたいと思ったからです。
おにぎりの他にも、炊き込みご飯にしたり、丼物のごはんにしたりと、早速美味しくいただいています。
我が家は毎日お米を食べる習慣はないので、食べる回数としては少ない方でしょうか。そのせいもあり、まだ玄米ではいただいたことがなく、こんな感じで胚芽米に精米したのみです。
この美味しい自然栽培のお米なら、玄米でいただいてもとても美味しそうだなぁと思うので、近々いただくのが楽しみです。
私がササニシキを選ぶ理由はいくつかあります。
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高アミロース米で、血糖値を上げないこと。
まず、お米に含まれるデンプンには2種類あり、アミロースとアミロペクチンがあります。この2つのバランスでお米の食感が決まるとされており、アミロースはあっさりした食感で、アミロペクチンはもちもちとした食感です。アミロペクチンのみのお米というのが、もち米に当たると言えばわかりやすいでしょうか。
ササニシキはアミロースが多くあっさりした食感、コシヒカリはアミロースが少なめでもっちりした食感。例えば、一時期流行ったゆめぴりかみたいなもちもちのお米は、アミロースが極めて少なくアミロペクチンを多く含むお米ということになります。
ゆめぴりかほどではなくても、コシヒカリを始めとする最近のお米はもち系との交配で品種改良がなされており、ササニシキに比べるとアミロペクチンの多いお米なのです。一方のササニシキは、純粋なうるち系であり、もち系を含みません。アミロースはレジスタントスターチであるため、糖として吸収されにくいという性質を持っており、食後の血糖値の上昇が緩やかになると言われています。そのため、糖質制限をしている人の糖質選択にもぴったりというわけです。
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純粋なうるち米であり、アレルギーが起きにくいとされていること。
上でも書きましたが、ササニシキは純粋なうるち系であり、もち系を一切含まない品種です。そのため、過剰な品種改良を繰り返されておらず、アレルギーが起きにくいとされています。これは明確な理由はまだはっきりしていませんが、品種改良によるたんぱく質の変性が要因という説や、アミロペクチンによる要因という説など、様々な説があるようです。
根拠がわからなくても、お米を食べた後の感じが悪くないかどうか、体感で判断すればいいかと思っています。私はササニシキに変えてから、お米を食べても調子が下がることが減ったように感じています。
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サラッとしていて食べやすいこと。
これは食味の好みに左右されるところですが、少しポロッとするぐらいのササニシキは、お米のベタつきがなく、サラッといただけます。お米の甘みが少ないので、おかずをメインにいただくのにちょうどいいように感じます。
一般的には、寿司酢を入れてもベタつかないことからお寿司に向く品種と言われており、お寿司屋さんでの消費が多いお米でもあります。そのことからもわかるように、和食との相性が良いとされています。
和食以外でも、炒飯やピラフなどもパラリと美味しくできるし、リゾットを作ってもネバネバしないので美味しく仕上がりますので、幅広くいろいろなお料理に向いているように感じます。
ちなみにこれらのことは、ササニシキだけでなく、ササニシキの原種である旭や亀の尾、朝日などにも同じことが言えます。ただ、ササニシキに比べて手に入りにくいので、私は基本ササニシキでいいかなぁと思っています。
また、品種も大事ですが、栽培方法も大事ですし、干し方も大事ですし、さらには保存環境や精米や炊き方など、お米の美味しさにはいろいろな要因がありますね。
我が家は、自然栽培というところにこだわり、できるだけ少ないロットを玄米で購入して、野菜室に保管しています。そして、そのとき食べる分だけをお家の精米機で精米していただくようにしています。
ちょっとした違いでお味が大きく違ってくるので、そのちょっとした手間を惜しまない余裕を持っていたいなぁと思っています。
蛇足ですが、玄米食についての私の考え方も書いておきます。
これに関しては、いろいろと意見が分かれるところなのですが・・・私は、玄米もいただくし、白米や分搗き米でもいただくし、雑穀米もいただくしというスタンスです。最近は、分搗きで精米していただくことの方が多いかもしれません。
玄米はフィチン酸の影響もあり、ミネラルを阻害してしまうので、ときどきに留めています。時間に余裕があるときには、お家で発芽玄米にすることもありますが、玄米でいただくときにはデトックス効果を見込んで、そのままいただくことが多いです。
せっかくの自然栽培のお米なので、玄米でいただきたいなぁという気持ちもありますが、精米した糠はお料理に使うので、無駄はありません。
きくち村のHPはこちらです。
今回は急いでいたのでお米とみかんだけの購入でしたが、お野菜や加工品もあり、お気に入りアイテムがいろいろあります。生協でも、この【自然派きくち村】の一部の商品を買うことができるので、最近は直販する回数が少し減ってしまいましたが、また購入したらご紹介しようと思います。
それでは、また。