金柑の甘露煮のレシピ
[材料](作りやすい分量:7~8人分)
金柑 | 550g |
甜菜糖または白砂糖 | 250g |
[下準備]
- 瓶は煮沸消毒して、乾かしておく。
- 金柑はよく洗い、ヘタの部分を薄く切り落とし、お水に浸ける。
- 浸しながら、ナイフで切り込みを入れていく。上下を除き、切り込み同士がつながらないようにし、6~7本縦に切れ目を入れるようにする。
[作り方]
- 下処理した金柑をたっぷりのお水に入れて火にかける。沸騰したら2~3分、皮が少し柔らかくなるぐらいまで茹でる。
- ザルに空け、冷水に浸けておく。途中で何回かお水を交換してしっかりさらし、苦味を取る。20分ぐらい経ったところで味見をして、苦味がないようであればOK。まだ苦味が残るようであれば、そのままもう少しさらす。(長くても1時間程度で、通常は20分ぐらいが目安。)
- お水を切ってお鍋に戻し入れ、分量のお砂糖と、ひたひたのお水を加え、火にかける。弱火でコトコトと煮込み、途中でお鍋を揺すって、全体がまんべんなく煮汁に浸るようにする。
- 煮汁がとろんと、蜂蜜のようになってきたら、火を止める。
熱いうちに煮沸したビンに詰めたら、完成。
[メモ]
- おせちに入れる金柑の甘露煮のレシピです。日持ちがするので、忙しいおせち準備の時期よりも早めに作っておくことができて助かります。花梨の蜂蜜漬けと並ぶ、喉にいい食べ物なので、風邪が流行る時期にはストックしておくのもいいですね♪
- お砂糖の量は、保存期間や金柑の甘さによりますが、金柑の重さの約40~50%を目安にしてくださいね。甘い金柑を使ってすぐに食べ切る場合は40%ぐらいがちょうど良く、長めに持たせたいときには50%で作ってください。
- 露地の金柑の場合、苦味が強く酸味もありますが、普通にスーパーや八百屋さんで売られているものは、あまり苦味が強くないようです。金柑のお味によって、お水にさらす時間も調節してみてください。
- ふっくらまぁるく仕上がるコツは、煮汁から金柑が出ないようにすること!
煮汁に金柑がまんべんなく浸るようにすると、ふっくら美味しく煮上がりますので、ときどき揺すって転がすようにすると良いです。 - お鍋の底に一並べするイメージだと失敗がないので、手持ちのお鍋の大きさに応じて、作る量を加減してみるといいと思います。ご参考までに、この550gで作った場合、直径23cmのお鍋だとぴったり並ぶ感じでした。もう少し小さいお鍋を使う場合は、2回に分けて煮ると失敗がありませんので、初めての方はレシピの半量でお試しいただくと良いかもしれません。
- 今回はおせち用なので、手毬のように切り込みを入れています。普段いただく場合には、ナイフの先でプスプスと数ヶ所に穴を開けるだけでも充分です。この方が簡単だし、ぷっくりツヤツヤな見た目に仕上がるので、使うシチュエーションに応じて変えていただくのも良いと思います。
- ビンに詰めるときには、必ず煮汁に浸るように入れます。そうすると、金柑のふっくらしっとり感が保たれ、傷みにくくもなります。
- 煮汁はシロップとしてお水で薄めて飲むのがおすすめです。喉にもいいし、美味しいです。他にも、シロップを紅茶に入れたりしても美味しいですし、お料理にお使いいただいても構いません。
- おせち料理では口取りにあたり、弐の重に入れるのが一般的です。金柑はきんとん同様に、「豊かな生活」を祈るものです。
[参考リンク]
金柑を含めて、今年の我が家のおせち料理をご紹介しています♪
今年のおせちの舞台裏をアップしています♪