【神田 神田きくかわ 神田店】老舗の絶品の鰻重をお家で堪能♪鰻の関東風と関西風の違いについて

      2019/05/05

おはようございます。manaです。
ゴールデンウィークの2日目は、私がちょっと体調を崩して休んでいたので、お昼ごはんは主人が用意してくれました。

なんと!大好きな鰻屋さん、【神田きくかわ】の折詰弁当です♡

 

休日で混んでいたので、お持ち帰りのお弁当でも30分待ちだったとのこと。その間に、離れたスーパーに買い出しに行ったりまでしてくれて、鰻弁当を買って来てくれました。

ちなみに、お店でいただくのにはもっともっと待つそうで、大行列だったみたい。そんな大人気の美味しい鰻重を、お家でアツアツのをいただけるなんて、幸せです~!

 

2人分なのに、袋がずっしりと重たくて、出してみると大きなお箱です。

お店の一番大きい豪華な折詰弁当にしてくれました。

 

中はこんな感じ。

ご飯が見えないほどぎっしりの鰻で、尻尾が大胆にもこんなに折り返されて入っています。
普通のお店の鰻重なら、これで2人前分の鰻の量のイメージでしょうか。とにかく贅沢なんです。

 

外側はパリッと香ばしく、中はふっくらトロリとしていて、水っぽさがありません。
ご飯も粒立っていて、タレが程よく染みていて、いいハーモニーを奏でています。

表面の炭火の香ばしい香りがたまらなく美味しくて、夢中で食べてしまうほど。
途中ではたと気付いて、食べるペースを落としてみるも、お箸がついついそちらに伸びてしまう感じです。

私も主人も、この関東風の鰻が大好きなので、いろいろなお店のものを食べていますが、何だかんだ、きくかわのが一番好きかもしれません。

 

お弁当には、タレと山椒も付いていて、このタレがまた美味しいのです。

お店でいただくものと変わらないお味で、大抵テイクアウトの鰻重って、タレがお店のものと違うことが多いけれども、きくかわのはそこまでこだわっているのが嬉しいポイント。

 

それからもう1つ、これは予想外のメリットだったのですが、紙でできた箱が適度にご飯の水分を吸ってくれていて、漆のお重よりも美味しいかもしれないと感じたのが驚きでした。

何よりも、お家でのんびりしながら主人といただく鰻は最高で、「休日の楽しみが1つ増えたね~」なんて話したのでした。

 

この日の夜は、主人と新宿のルミネtheよしもとへ。
ゴールデンウィークの特別ライブのチケットを手に入れてくれたので、観に行ってきました♪

チョコレートプラネットにタカアンドトシ、陣内智則やコロコロチキチキペッパーズ、前回のときは、少し遅れてしまったために見逃してしまったダイアンも、ちゃんと見られました。

 

会場の後ろには、立ち見のお客さんもたくさんいらして、大盛況な様子。
私たちもいっぱい笑って、楽しい時間を過ごすことができました。こうして、事前にゴールデンウィークの計画を立ててくれていた主人のおかげです♡

 

関東の鰻と関西の鰻の違い

さて、せっかく鰻のお話をしたので、鰻の蒲焼についてまとめてみます。
鰻の蒲焼の関東風と関西風の違いは、大きく分けて2つです。

  1. 開き方
  2. 焼き方

まず開き方ですが、関東が背開きなのに対し、関西では腹開きとなっています。
この違いの理由は諸説ありますが、商人文化の関西では、「腹を割って話そう」というところから腹開きが多く、一方の武士社会の関東では、腹開きは切腹をイメージさせて縁起が悪いので、避けられて背開きになったという逸話が有名ですね。

腹開きにすると背びれなどが残ってしまうので、関東の鰻に慣れていると関西のは何だか骨っぽいなぁと感じます。(よくある鯵の干物などで、真ん中にトゲトゲがあるのをイメージしていただければわかりやすいでしょうか。)

余談ですが、先日生協で購入した高知の鰻に頭が付いていたのは、腹開きだったからですね。

鰻重と大きなホッキ貝のバター焼きに、台湾風卵焼きの魚介の晩ごはんと、ハンバーグのオーブン焼きのお家ランチ

私は関東のものに慣れているので、腹開きの鰻を見ると、ちょっと違和感を感じるのですが、きっと、関西のものに慣れていたら、関東の鰻は違うものに思えるのかもしれませんね。

 

次に焼き方についてですが、蒸すという工程があるかないかが違います。
フローとしては、こんなイメージです。

関東風:割き・串打ち→白焼→蒸し→タレ付け
関西風:割き・串打ち→白焼→タレ付け

関西では、ご飯とご飯で鰻を挟んだ「まむしご飯」の文化もあったことから、ご飯で蒸されることで蒸しの工程と同じ効果があったのだとも言われています。

これらの開き方と工程の違いから、串の刺し方が違ったり、串の材質が違ったり、タレの付け方などにも違いが生まれているのだと考えられます。

 

お味としては、関西風がパリッふわっ、関東風がパリッとろっという感じでしょうか。
蒸し加減にもよるので、一概には言えませんが、関西の鰻の方が脂が乗っていて歯ごたえがあり、関東の鰻の方があっさりしていて柔らかく仕上がります。

美味しいお店のものになれば、関東風も関西風も関係ないんだろうなぁなんて思いますが、どちらか選べるなら、私は関東風が好きです。

 

例によって、この関東風と関西風の境界線は、静岡県になるのだそう。
ヘルツの境界線と同じ、富士川と糸魚川を結んだあたりで、このあたりの地域では、関東風と関西風の中間のような蒸しの浅い鰻の蒲焼もあるようです。

お餅にしてもそうですが、東西の食文化の違いも興味深いですね。

 

それでは、また。

 

 

 

 

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