【蔵前 ビストロ カンパーニュ】下町の実力派ビストロで、美味しい自然派ワインと気取らないフレンチディナー

      2019/02/06

おはようございます。manaです。
先週末の下町デートの続きを書いてみたいと思います。

まずは、前編・中編からご覧くださいね。

【錦糸町 シェイクツリー バーガー&バー】ジューシーパティの本格派ハンバーガーを食べて、スカイツリーの展望台に登って、下町満喫デート♪

すみだ水族館で♪ペンギンやオットセイに癒されて、夏の風物詩のホタル観賞

 

下町のアットホームな実力派ビストロへ

スカイツリーとすみだ水族館で遊んだ後は、そろそろお夕飯の時間です。

最初、ソラマチの上のレストラン街に行ったのですが、どこも大行列。待っている椅子もないお店もあるぐらいだったので、ここで食べるのは諦めて、違う街に行くことにしました。

 

押上駅から都営浅草線で4駅隣りの蔵前駅へ。蔵前は、ここ数年で、「下町のデートスポット」として脚光を浴びつつあるところでしょうか。ベタですが、チョコレート屋さんやインク屋さんや、私も主人と行ってみたいなぁと思っているのですが、まだ行けていませんでした。

蔵前の街散策は今度改めてすることにして、主人が以前ときどき行っていた、お気に入りのビストロに連れて行ってもらうことにしました。ここも、ずっと来てみたいと思っていたお店の一つです。

 

行ってきたのは、【ビストロ カンパーニュ】。蔵前駅から徒歩3分、国際通り沿いにあります。
主人は何度も来ていますが、私はこれが初めての訪問です。

 

予約はしていなかったのですが、ちょうどお席が空いたようで、すぐに入ることができました。

この日は予約の団体の方がいらしたのか、お料理を出すのに少しお時間がかかるとのこと。まだそこまでお腹ペコペコではなかったし、週末の夜でのんびりモードの私たちは、了承して席に着きました。

 

まずは、飲み物で乾杯。

◇白ワイン コートデュローヌ
◇葡萄ジュース

主人は白ワイン、私は葡萄ジュースをいただきました。

ワインは、「本日のおすすめワイン」から、コートデュローヌのものをお願いしました。ジュースは栃木県のココ・ファーム・ワイナリーの葡萄ジュースとのこと。こちらはストレート果汁100%で、葡萄はアメリカ産のコンコード種を使っています。

 

ワインは全て自然派ワインというこだわり。でも、それを全く押し出しておらず、控えめ。せっかくのこだわりなので、アピールしないともったいないなぁと思ってしまいますが、お味が美味しいことを一番に感じてもらいたいのかもしれませんね。

 

飲み物も食べ物も、全て黒板に書かれています。

今回は、終始、左の「本日のおすすめワイン」から選んでみました。白が2種類、赤が2種類、ロゼが1種類、グラスで800円、デカンタで2980円です。

いろいろな種類を楽しみたいので、全てグラスで頼むことにしました。

 

お料理のメニューもこんな感じ。

「何を頼んでも美味しい」そうなので、お互い気になったものをピックアップ。
前菜は、気になるものがありすぎたので、盛り合わせも1つ頼んでみることにしました。

 

前菜1皿目。

◇鰯のマリネとフレッシュハーブ フルーツトマトのサラダ

いろいろな種類のハーブやリーフに、鰯のマリネが乗っています。フルーツトマトは甘くて濃厚で、ピンクペッパーがいいアクセントになっています。

お野菜は有機野菜にこだわっていて、作り手の顔が見えるお野菜なのだそう。お野菜がとても新鮮で、ディルをリーフ代わりにするのは凝っていて美味しいなぁと思いました。

 

食前にはクジェールが出て来ます。2種類のチーズが練り込まれたクジェールは、温かい状態でサーブされます。しみじみと美味しくて、好きなお味です。

パンはバゲットで、バターかオリーブオイルが別料金になっているので、バターをお願いしました。発酵バターではなく、日本のあっさりしたバターです。

 

主人は2杯目のワインを頼みました。

◇赤ワイン ボルドー

思ったよりもライトで、フルボディが好きな主人は少し物足りなさそう。逆に私には飲みやすく感じました。

 

前菜2皿目。

◇カンパーニュ風 お総菜の盛り合わせ

待ちに待った、前菜の盛り合わせです。キッシュ・サーモンのマリネ・パテ・リエット・レンズ豆とベーコン・ラタトゥイユ・キャロットラぺ・生ハムの8種類が乗っていて、盛り沢山でした。

乗っているものどれもが美味しくて、方向性としては、家庭で作るようなホッとする味わい。なのに、お家で作るよりもお味のまとまりが良く、レベルが高め!味付けも濃すぎず薄すぎず、丁寧に作られています。

全体的に、こってりとしたリッチな味わいのフレンチではなく、素朴であっさりとしていて、毎日でも食べられそうな感じがします。調味料もシンプルで、アクセントが強すぎないバランスの良さが魅力的だと思いました。

 

主人はこういうフレンチのお総菜が大好きなので、お家でも毎日こんな感じのが食べたいとのこと。
うーん、お店だと、いろいろな種類をちょっとずついただけるのですが・・・お家だと、1品作ればそれなりに量もできてしまうので、これはなかなか難しいところでしょうか。常備菜みたいな感じで作れば、できなくはないかなぁ?

 

お次のワイン。

◇赤ワイン コートデュローヌ

こちらはフルボディで渋みもしっかりあるお味でした。主人は好みだったようで、3杯頼んだ中で、こちらが一番気に入ったそうです。

 

そして、メインです。

◇青森県産 バルバリー種 鴨もも肉のコンフィ

ほろほろとほぐれるぐらい煮込まれたコンフィは、パリパリの皮の食感もGOOD。鴨はもも肉の方が断然扱いが難しいのですが、このクオリティはさすがで、お店ならではだなぁと思いました。

繊維質の中にお味がギュッと詰まっていて、鴨の香りは残しつつも、臭みは一切ありません。粒マスタードを時折添えながら、あっという間に完食してしまいました。

付け合わせのポテトもほうれん草のソテーも美味しくて、特に、外はカリッと、中はホクホクのポテトが気に入りました。フレンチはじゃがいもを使ったお料理が多いので、じゃがいも料理が上手なところってレベルが高いなぁと感じます。

 

メインの2皿目。

◇牛ほっぺた 赤葡萄酒煮

通称「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」ですが、ここでは「牛“ほっぺた”の“赤葡萄酒”煮」という名前で、何だかほのぼのする感じ。

とろけるように煮込まれた牛ほほ肉がジューシーで、美味しいワインを使っているのが伝わってきます。
一緒にベーコンを入れて煮込んでいるのでしょうか。これがまたいいお味で、キノコのお出汁と相まって、お味に奥行きが生まれるので、これはお家でも真似したいと思いました。

添えられたマッシュポテトは、あっさりなお味。お家で作るのは、ついバターやクリームたっぷりで作ってしまうので、案外こういうサラッとした方がお料理と合うのかもしれません。

 

食後のデザート。

◇プリンアラモード

主人の頼んだプリンアラモード。ジェラート4種が添えられていて、贅沢~!

プリンは、バニラビーンズを使って丁寧に作られており、香ばしいカラメルソースが美味しいです。お家で作るプリンみたいな感じで、おやつにいくらでも食べられそうなお味でした。

 

◇クレームブリュレ

私の頼んだクレームブリュレ。キャラメリゼして、冷ましてからサーブされるので、プリンよりも少しお時間がかかります。

こちらもバニラビーンズが使われており、プリンよりもリッチで、滑らかクリーミーな味わい。
上のキャラメリゼの部分は、ちょっと焦げ目が甘かった感じでしょうか。もう少し厚めにキャラメリゼされた層ができている方が私好みだったかもしれません。

 

◇コーヒー
◇プロヴァンス産 ハーブティ

主人はコーヒー、私はハーブティを頼みました。

 

プリンアラモードもクレームブリュレも、甘さが控えめで、優しい味わい。丁寧に作られているのが伝わってくるお味なので、こちらのお店に行かれたら、お料理だけでなく、ぜひデザートも食べてみてもらいたいなぁと思いました。

 

こんな感じで、家庭的な雰囲気ながらもレベルが高くて、最後まで大満足でした♪

素材へのこだわりがお料理を通じて感じられて、丁寧に作られたお料理は全制覇してみたいと思うほど。前菜もメインも、食べたいものがありすぎて迷ってしまうので、こうやっていろいろ頼んで、シェアしながらいただくのがおすすめです。

主人がよく行っていた頃と、お味もお店も全く変わっていなかったのだそうで、また機会があれば、ぜひ足を運びたいと思うお店でした。こういうお店が、家の近所にもあったらいいのになぁと思ってしまいました。

こうして、主人がお気に入りだったお店に一緒に伺うことができて、それもとても嬉しかったです。

 

帰りがけに、あの有名なパン屋さんの前を通りました。

パンのペリカン、レトロなお店構えです。

ちょうどお盆休みに入られたところだそうで、お休みの張り紙がされていました。
予約がないと難しいので、事前に計画して、今度はパンを買いに伺いたいと思います。

 

そんなこんなで、金曜日の午後から夜まで、下町を満喫した一日でした。

ハンバーガーからのスカイツリーに水族館で、楽しいことづくし!旅も大好きだけれども、もっと都内もいろいろ探索したいなぁと思いました。

 

それでは、また。

 

 

 

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